年報
女性ライフサイクル研究 第3号(1993年11月発行)

特集《ダイエットから摂食障害まで》

現在、我が国でも痩せ礼賛の風潮はますます強まり、ダイエット本やダイエット食品、シェイプアップ器具は巷にあふれています。また、「今ダイエット中よ」という会話は日常茶飯事です。拒食、過食、嘔吐、下剤を使っての浄化すら特別なことではなくなってきており、摂食障害は顕著に増加してきています。場所や時代が変われば美の基準が変わり、その基準に振り回されてしまう女性の体って、何なのでしょうね。「何かおかしいと思うけど、やっぱり痩せたい」という一般の女性から、専門的な関心を持つ方まで、幅広く読んでいただけるようさまざまな角度から、この問題に迫りました。執筆者の中には過去に摂食障害を経験した人も含み、フェミニストでありユング派の分析家である、P.Y.アイゼンドラスによる寄稿論文を掲載していることでもとても貴重なものになっています。

〈内容〉


基調論文「もつれ─女性の発達における食物・性・攻撃性」
1 臨床の現場から
2 女性心理と摂食障害(摂食障害と母娘他)
3 文化の中の摂食障害
その他、「子どもの性教育への提言」「性的虐待防止教育の試み」「体罰と子どもの人権を考える」


150頁 売り切れ