女性ライフサイクル研究所 とじる

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)

@ EMDR とは

眼球運動などを通して、トラウマ(心が傷つく体験)の記憶を処理する心理療法です。

A EMDR を受けるとどのような効果が期待できるか

脳には情報を処理する能力がありますが、トラウマが起こったとき、脳の情報処理が滞ってしまい、トラウマはそのときの情景、音、考え、感情と一緒に、神経系のなかに閉じこめられてしまっていると考えられています。EMDR は、眼球運動などを通して神経系の鍵を開けて、滞ったものをもう一度スムースに処理できるよう助けます。これにより、侵入的なイメージやトラウマの記憶と結びついた不快な感覚などが軽減します。しかし、なぜそうなるのかは、まだ解明されてはいません。

B どんな人に役に立つのでしょうか?

私たちは、日常を送る中で、さまざまな嫌な体験、ショックを受けるような出来事に遭遇します。セクハラ、性暴力、犯罪、事故、DV、いじめ、中絶、自然災害・・・。直後は、思い出しては嫌な気持ちがしたり、そのことにまつわる嫌な夢を見たり、寝付けなくなったりすることがあります。しかし、多くの場合は、時と共に薄れていき、思い出すことも減っていくでしょう。たとえ思い出しても、それほど強い感情がぶり返すことはなくなっていきます。

しかし、時と共に薄れて楽にならない場合があります。出来事があった後に、1ヶ月たっても、過覚醒(睡眠障害、過度の警戒心、集中困難など)、再体験(フラッシュバック、悪夢など)、麻痺・回避(現実感がわかない、思い出せない、引きこもる)などの症状が続く場合は、PTSD(外傷後ストレス障害)の可能性があります。EMDR は、このような場合に適用されます。 

EMDR は即効性があり、効果の維持が期待できる強力な方法ですが、すべての人に効果があるという訳ではなく、変化が起こらない人もいます。

C EMDR の準備

EMDRは準備のセッションの後、処理に入ります。処理を行うセッションは、2セッション(1セッション50分)続けてご予約頂きます。(尚、子どもは1セッションです。)

セッション中やセッション後に、一時的に、苦痛な感情や身体感覚がよみがえり、苦痛が強まることもあります。このため、EMDR を実施するに当たって、生活環境が安定している必要があります。準備段階で、自己コントロールや、リラクゼーションの方法を身につけていただきます。

あなたの問題に EMDR が役に立つかどうか、カウンセラーにご相談下さい。
実施しているカウンセラーは、窪田と西です(EMDR トレーニングレベル2修了)。