女性ライフサイクル研究所 News Letter

No.128

更年期とうまく付き合うために

森普@和代

「夜眠れない」「疲れやすい」「急に汗が噴出す」「仕事が片付かない」「家の中がぐちゃぐちゃ」「イライラする」「わけも無く悲しく涙が出る」「不安で仕方ない」「夫婦関係がうまくいかない」。以前はこんなことなかったのに・・・。そしてその挙句に自己嫌悪。

最近、こんなことはありませんか?これらはもしかしたら、更年期の症状かもしれません。

更年期とは、閉経(日本女性の平均的な閉経年齢は、50歳〜51歳)をはさんだ前後10年間のことをいい、この間女性の心と身体は大きく変化し、バランスを崩しやすくなります。その最大の理由は、女性ホルモンの分泌量の減少。つまり、ホルモンバランスの乱れで体調を崩しやすくなり、心の負担も増えるのです。また、ホルモンバランスの変化は自律神経にも影響を及ぼし、さらにこの時期は、ライフサイクルにおける変化も大きく、50歳代の女性の9割は、何らかの更年期障害を自覚し、また3人にひとりは、気分の落ち込みを感じているといいます。

更年期は、誰にとっても、身体も心も揺らぐ時期なのです。

更年期の心と身体とうまく付き合うには、どのようなことに気をつければいいのでしょう。
大きなポイントは3つ
@「更年期はだれにでも訪れ、身体も心も揺らぐ時期である」と変化と現実を受け入れる。
A充分な睡眠、食生活に注意し、ストレッチなど運動を取り入れながら身体を大切にする。
B時には、漢方薬やホルモン療法、またカウンセリングなど専門家の力を借りる。

更年期の「更」の字には、あらたまる、かわる、通り過ぎる、新しいこと、という意味があります。更年期は、人生を見直すチャンスでもある!と捉え、自分の心と身体を大切にして、毎日の生活に小さな変化を起こし、これからはじまる第二の人生を前向きに切り開いていきたいものです。

参考文献.
・野末悦子著『続・いい女の更年期』主婦の友社
・アルフォンス・デーケン『よく生き、よく笑い、よき死と出会う』新潮社