女性ライフサイクル研究所 News Letter

2009年1月発行第83号

グループと個人の成長

森普@和代

子育てにもゆとりができ、少しずつ自分の時間ができ始めた頃、「何か社会の役に立ちたい!」、そんな思いでCAP(キャップ=子どもへの暴力防止)スペシャリストになったのは39歳の誕生日でした。そして1999年、私は6人のメンバーで「CAP西大和」を立ち上げました。

それから10年。グループは様々な局面を迎え、仲間と共に乗り越え、念願の後継者も育ちつつある今、グループの成長と共に私自身も新たな成長をしたように感じています。

グループの発達を学ぶことは、いきいきと自分らしく仕事をするためにも役立ちます。グループの発達段階に関する理論は100を超えるといわれますが、今回はタックマン(Tuckman,1965)の5段階を紹介します。

【第一段階】オリエンテーション段階(形成期)
メンバーは互いに知り合い、グループに馴染み始める。注意深い交流を通じ、少しずつ自己開示も始まる。
【第二段階】葛藤段階(暴風期)
目標や役割分担をめぐって、葛藤が生じ始める。不満、不一致、批判や敵意、分裂なども生じるが、葛藤を通じてメンバーは互いを理解しグループの目標を再確認できる。
【第三段階】構造段階(規範形成期)
葛藤解決に従い凝集性が高まり、グループがまとまる。信頼とコミュニケーションが増す。
【第四段階】仕事段階(遂行期)
これまでの段階を経て、遂行期が訪れ目標が達成される。しかし、時間をかけたからといってグループがうまく発達するわけではなく、ここまで達することのできるグループはそう多くない。
【第五段階】解体段階(休会期)
目標を達成し役割が完了。グループをいかに上手く終えるかを考えることも重要。

グループを立ち上げたい、またグループでの活動に関心を持っている方、グループについて学び仕事に活かしたいという方には、「グループファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。
http://www.flcflc.com/tsunagari/ 

参考文献:村本邦子『FLC21援助者ナビ援助者のためのグループの理論と実践』三学出版