女性ライフサイクル研究所 News Letter

2009年1月発行第83号

楽しく子育て part3 〜比べ癖ありませんか?

小田 裕子

子育てをはじめて、自分と子どもの内なるリズムで生活する幸せを感じるようになった。毎日をどんな風に過ごすか、何を大事にしたいのか、生き方や物事の価値基準は外(周囲)にあるのではなく、自分の中にあるということを教わったように思う。
「嬉しい、楽しい、幸せ」と感じるのは、「誰か」や「何か」と比べてではなく、子どもの、自分の内側からあふれている。そこに目をむけて楽しめばいい。
しかし、外にばかりに目を向けてしまうと、そのことが見えなくなってしまう。

大多数の人がやっていること、親がやってきたこと、本に書いてあることが正しいこと、良いこととは限らない。

先輩パパママやママ友に学ぶことや情報交換は大事だけれど、自分と比べる必要はない。そもそも子どもも親も十人十色。みんな個別に特別なわけだから、比べられない。目の前の子の親は自分。得た情報や頭と体で考え、感じたことを自分の体でもってやってみるしかない。そして、それでいいのだと。

とは言え、子育てに不安はつきものだ…。しかし、よくよく子どもをみてみると、子どもには生きようとする力、成長しようとする力が備わっている。多少の親の不慣れや失敗で、すぐにどうこうなるものでもないほどのすごい力が!
そして、その力は親にも備わっている。

うまくいかない時、しんどい時、不安な時ほど、周りと比べて安心したり、さらに落ち込んだりしてしまいがちなのは人の性かもしれない。でも、人と比べての幸せや不幸なんて寂し過ぎる。

辛い時、しんどい時、人と比べて我慢する必要はない。しんどい時は、堂々と「SOS」を出していい。誰が悪いわけでもない。自分がそう感じることを表現できることが、素晴らしい生きる力なのだ。大事なことは比べられない。みんながどうであれ、「私はこうなんだ」と自分を肯定してあげたいし、そういう風に子どもたちも育てていきたいものだ。