女性ライフサイクル研究所 News Letter

2009年1月発行第83号

セルフ・コーチング

渡邉 佳代

昨年は、『夢をかなえるゾウ』(水野敬也著、飛鳥新社)がベストセラーになり、アニメやドラマにもなりました。この本以外にも、書店に行くと「夢をかなえる方法」「幸せになる方法」といった類の本が多く見られます。これらの本を読んでみると、セルフ・コーチングの考え方が少なからず取り入れられているようです。セルフ・コーチングとは、自分が自分のコーチとなり、自分の夢や目標を達成していく手法です。今回は、このセルフ・コーチングの手順を紹介します。

@目標を具体的に立てる!

まず、あなたがかなえたい夢、目標、計画を具体的に書き出してみましょう。ここでのポイントは、「具体的に」ということと、主語を「私」にすること。「(私が)子どもと楽しい時間を過ごしたい」のであれば、どんな時に楽しく感じられるのか、はっきりとイメージできるくらい、できるだけ具体的に目標を設定します。

A公言する!

目標が決まったら、周りの信頼できる人に話してみましょう。あなたが目標達成するためのヒントやアドバイスなどの情報が集まったり、あなたの心の支えになってくれることもあります。自分のコーチになり、目標に向かうのに、時にはくじけそうになることもありますが、公言することにより、継続の原動力になるようです。

B行動する!

せっかく目標を立てても、行動しなければ変化は起こりません。「子どもと楽しい時間を過ごしたい。子どもが寝る前に絵本を一緒に読もう」と目標を決めたら、時間をやりくりして、例え5分でも時間を作り、実際に行動に移すことです。

一番の極意は、「自分はかけがいのない、大切な存在だ。だから、自分は幸せになるんだ」と、自分を大切に思える気持ちです。「私」がより良く生活し、生きるための目標を小さなことからでも、ひとつずつ積み重ねてみませんか。

文献:本間正人・松瀬理保(2006)『セルフ・コーチング入門』日経文庫