女性ライフサイクル研究所 News Letter

2007年12月発行第70号

新生活のスタート

桑田 道子

 春ですね!新しい学校や職場、新しい習い事など、新生活がスタートされた方も多くいらっしゃることでしょう。これまでの通いなれた道ではなく、新しい道を通るとき、様々なものが目に入り、新鮮に感じることがあるのではないかと思います。あたたかな陽ざしと風を頬で感じ、色づく木々や花々を目にし、小鳥のさえずりが聞こえる…気持ちのいい季節ですよね。

 人間の五感というものは、それぞれ平等に使用されているのではなく、環境から情報を収集する際には、
視覚:83% 聴覚:11% 嗅覚:3.5% 触覚:1.5% 味覚:1%
と、視覚の割合がとても大きいといわれています。ただ、これらの視覚から得られた膨大な量の情報を脳が全て処理しているかというと、そうではなく、脳は目から入ってくる情報を脳内のスクリーンに投影して風景を見ていますが、印象的な場面や風景のみ記憶して、その他は記憶にとどめずに流してしまうそうです。自動的にこのような機能が働くため、脳内スクリーンにいつもの見慣れた風景が映しだされると、その情報はそのまま脳を素通りし、全く見慣れない風景が映しだされると、脳はその画像をチェックしたり、記憶に残そうとします。つまり、
見なれた風景  → 脳を活性化しない → リラックス
見なれない風景 → 脳を活性化する  → 刺激が与えられる、というわけです(精神科医佐々木信幸氏のHP参照)。

 これまでとは違う環境に身をおくと、緊張や不安もありますが、こんなふうに自然と目に入ってくる視界からの刺激も影響しているようですね。だからこそ、新規情報がたくさん入って脳は活性化しますが、当然、疲れも感じますから、しっかりと休息もとって、リラックスすることも必要です。逆に、なんだかマンネリだな、なんて感じている方は、ウキウキするような春。いつもとは違うエリアに出没してみたり、いつもとは違う道を通って駅まで行ったり、自分に刺激を与えてみるのもいいですね!特別大きなことをしなくても、普段の生活のなかで、刺激もリラックスも得ることができるのですよね!