女性ライフサイクル研究所 News Letter

2007年10月発行第68号

アサーション・トレーニングって、なぁに?

渡邉 佳代

 頼まれごとを断る時、罪悪感を抱いてしまうことはありませんか? また、人から大事にされていないと感じた時、自分が劣っているからだと思うことはありませんか? そのほかにも、自分の欲求を伝える時、疲れたり、落ち込んだり、嬉しくなったり、腹が立ったり、寂しくなったりした時、それを表すのは控えめにしないといけないと思っていませんか?

 もし、上に挙げたようなことを感じるならば、性別役割や年齢、刷り込まれた価値観や、自分の信念によって固定化したイメージができてしまい、自分の表現や行動を制限しているのかもしれません。自己表現は、練習することで身につけていくことができます。このトレーニングを、アサーション・トレーニング、もしくは自己表現・自己主張トレーニングと言います。

 適切な自己表現を学ぶことによって、自分の気持ちや考えを率直に、素直に伝えようとすると同時に、相手の言い分にも耳を傾ける方法を身につければ、対人関係の円滑さは随分異なってくるでしょう。これは、「あなたも私も大切にする」対応を学ぶトレーニングであると言えます。アサーション・トレーニングでは、まず、自分の思い込みや、伝え方・受け取り方のクセに気づき、対人関係のパターンをチェックすることから始めます。自己表現のコツを学んだ後は、ロールプレイを繰り返していきます。

 もちろん、「この場合は表現しない」と自分で決めることも自己表現。本当は伝えたいのに「表現できない」のと、自分で納得して決めた「表現しない」は、後味が異なりますよね。コツは、自分の「〜したい!」という気持ちを大切にし、自分自身の言動に納得できる選択をしていくことでしょうか。女性ライフサイクル研究所では、毎年秋に京都支所でアサーション・トレーニング・グループを企画しています。関心を持たれた方は、ぜひ、来年のグループでお会いしましょう。お待ちしていますね。