女性ライフサイクル研究所 News Letter

2007年8月発行第66号

高校生とストレスマネジメント

前村 よう子

 女性ライフサイクル研究所では、企業の社員研修や自治体職員研修として、あるいは、男女共同参画センターでの一般向け研修・PTA研修・保育士研修・教職員研修等、多様な場で様々な年齢層の方を対象に各種研修を実施しています。その一つに「ストレスマネジメント(ストレスを抱えすぎずに、折り合いをつけていく為のいくつかの方法を学びます)」があります。今回は特に、筆者にとって身近な高校生対象のストレスマネジメントについてお話したいと思います。

 社会人としてストレスフルな生活を過ごしている大人から見れば、携帯電話片手に地べたに座り込んで道をふさいでいたり、電車内で、もう既に十分なメイクを施した目に、さらにマスカラを塗りたくっている高校生は、お気楽で脳天気に見え、腹立たしいだけの存在かもしれません。でも、大人の思う以上に、高校生は様々な悩みを抱え、ストレスフルな日々をなんとか泳ぎ続けています。家庭での親やきょうだいとの関係、学校でのクラスメートとの関係、部活での同級生や上級生との関係、バイト先での人間関係等々。大人があきれてしまう既述の行動も、目立つ為というより、逆に周囲から浮かないように、目立たぬようにという必死の防衛策である場合もあります。

 そんな高校生に、授業を通じて、または1回きりの体験としてストレスマネジメントを実施すると、思いの外真剣に話を聴き、体験ワークにも前向きに取り組んでくれます。ストレスとの折り合いをつけるだけでなく、試験や試合といった「ここ一番」でより力が発揮できるように、ほどよく心身を落ち着かせ、ほどよく集中させる方法でもあるからです。イライラした気持ちを自分である程度鎮めることができる様々な方法、まずは大人が体験して身につけてみませんか?