ニュースレター No.53 / 2005年2月

ご 挨 拶

女性ライフサイクル研究所所長 村本邦子

時間が過ぎるのは早いものだ。あっという間に年を取る。子どもたちの成長を見ていると、自分が年を取るのも無理はないなぁと思えてくる。研究所を有限会社にし、拠点を拡げてから、何とか軌道に乗せなければと頑張ってきたが、昨年後半には、どうやら軌道に乗ったかなという安心感とともに、それまでの無理が一気に出て、あちこちに体の不調を感じるようになった。今度は、自分自身のライフスタイルの軌道修正が必要のようだ。スタッフの半分は、もう十分に中年期の課題を抱え、研究所スタート当時とは、まさにライフサイクルの移行を感じる。また、若手のスタッフが増えたことで、単一世代による所帯が多世代所帯になり、研究所のライフサイクルをも感じるものである。

 最近は、企業向けの研修が増えたことで、企業としての研究所のあり方自体を見直す機会が増えた。長年の経験から築き上げてきた運営のコツや工夫、利点と弱点なども相対化されて見えてくる。心理学的援助は、どうしても心の内面に関心を向けがちであるが、一方で、個々人を取り囲む集団、社会のサブカルチャーに眼を向けずして、心の健康もないだろう。ミクロを見ながらマクロを見る力を育てたいと思っている。

 スタッフの人数が多くなったので、この一年は、スタッフ同士のコミュニケーションを促す催しを増やし、一緒に学ぶ研修の機会を増やした。スタッフ間に共通の土台ができてきたかなぁとも思う。それぞれに個性的で、得手・不得手があるが、仲間で仕事をすることで、互いに修正したり、補い合ったりすることができ、バランスを取ることができるのは強みである。これからも、研鑽し、それぞれ成長することで、研究所自体の個性も多様で豊かなものになったらいいなと希望している。生きているとは変化すること。より良い変化のために、これからも、どうぞ、みなさまからのご助言や励ましをお願いします。