ニュースレター No.49 / 2004年2月

ご 挨 拶

女性ライフサイクル研究所所長 村本邦子
   
 あっという間に2003年が終わった。世の中は何だかますます不確定な状況へ向かっている気配だが、研究所の事業は、着実に根づき進展している。先行き不安な時、自分たちが足場を持っていて踏ん張れるというのは幸せなことだと思う。カウンセリング、グループ、講座、講演、あるいは印刷物など通じて、私たちは、いろんな人たちにメッセージを発することができる立場にいる。
 昨年の秋、研究所からの講師派遣はことのほか多かった。大阪府下、関西各県に加え、長野、鹿児島、岡山の女性センターへも行く機会にも恵まれた。地域による違いも見えてくる一方で、こうやって、外へ向けて、つながっていけるという手応えを感じることができた。

 この1年は、新しいスタッフが増え、これまで以上に、チームワークで、それぞれの関心と得意分野を活かす形で仕事をすることが可能になった。仲間と仕事をする楽しさをますます感じるようになったかな。でも、仕方がなかったとは言え、この1年、スタッフ全員、オーバーワークだったことは反省点。研究所の第一世代もだんだんと年をとり、自分たちの健康も過信できなくなってきた。
 「会社を設立したら3年は休日がないと思え」とものの本に書いてあったので、それを真に受けて実践してきたが、私自身、そろそろブレーキをかける頃だと感じている。自分たちが批判する企業戦士になって力尽きてしまうのでは、元も子もない。やりだすと、どんどん面白くなって、やみつきになってしまう気持ちが良くわかるようになった。仕事のおもしろさを知るという点では良い1年だったかったかも。

 新しい1年は、もう少しゆとりを持って、じっくりと仕事に取り組んでいけたらと考えている。出版の企画もいろいろありながら、つい後回し後回しになってしまい、今年は何もできなかった。来年は、子育てブックレット・シリーズの充実と、援助者ブックレットの新たな展開、そして私自身の博士論文の出版など、やりたいことがたくさんある。机に座ってそんなことにじっくり取り組めるような働き方ができたらいいな。来年のニュースレターでもオーバーワークを反省するなんてことにならないように。研究所の新たな展開をどうぞお楽しみに。