ニュースレター No.48 / 2003年11月

はじめの一歩

下地 久美子

 4月に、「女性ライフサイクル研究所」に入って、はや半年。スタッフの皆さんの仕事ぶりに刺激され、新しい経験やさまざまな人との出会いにワクワクしながら、日々を過ごしています。

 35歳は、人生のターニングポイントと言われます。私もちょうどその頃、下の子どもが小学校に入り、ホッと一息。と、ここまでは、よかったのですが、子どもの手が離れてしまうと、何もすることがなくなってしまった自分に気づき、焦りとイライラで、うつ状態に陥ってしまい、不機嫌な毎日を送っていました。
 そんなある日、本屋で偶然『臨床心理士になるには』という本を見つけ、「なんか、面白そう!」と思ったのが転機に。気がつくと、これまで全く縁のなかった臨床心理学の道へ進んでいました。目標を見つけると、今までの暗かった心が嘘みたいに晴れてきて、溜めてきたユーウツのエネルギーが、プラスの方向へ流れ出したから不思議。見ること聞くこと、すべてが新鮮で、あっという間に、5年の月日が流れました。
 と、書くと、とんとん拍子に進んだようですが、実際は挫折や失敗も数限りなく、思うようにならないこともたくさんあり、以前の自分には戻りたくないという一心でようやくここまで辿り着いたというのが実感でしょうか・・・。やはり、何かを始めようと思うと、迷いがあったり、不安があったり、なかなかはじめの一歩が踏み出せないものです。でも、失敗してもいいから、思い切って前へ進むと、どこからか手を引っ張ってくれたり、背中を押してくれたりする人にめぐり逢うような、そんな気がします。
 「女性ライフサイクル研究所」との出会いも、そんなひとつです。数年前から憧れていて、ダメでもいいからと、ラブレターを送ったところ、手伝わせていただけることになりました。そんなにうまくいくものかなと、私自身が一番驚いているのですが・・・。なにごとも、チャレンジしてみないとわからないものですね。

 現在は、長浜市の「女性の悩み相談」をはじめ、夏からはグループ・セラピーとカウンセリングも担当しています。回り道をしたため、それなりに年は食っていますが、まだまだ半人前。壁にぶち当たりながらも、転んでもタダでは起きない精神で頑張っています。

 これからも、多くの人と出会い、相談に来られた方が、はじめの一歩を踏み出すお手伝いができればいいなと、思っています。どうぞよろしくお願いします。