ニュースレター No.47 / 2003年8月

飛行機嫌い?

原田 光恵

 飛行機に乗ったことがない。いや正確に言うと、乗りたくないと思っている。なぜかというと、怖いからだ。乗ったことがないのに、なんで怖いと思うのか、と言われたことがあるのだけれど、飛行機搭乗体験集を見たり、聞いたりするうちにどんどん私の中で想像が膨らんで、怖い乗り物イメージがすっかり出来上がってしまった。それで、乗っている私を想像するだけで、耐えられない気持ちになってしまい、これは無理だな、と諦めている。

 未体験なことって、生きている中で結構沢山あるように思う。それらのことを体験にかえるまでには、あれこれと葛藤が起こっているなと感じているのだが、でも、それは体験することによって“なんだ、思っていたよりこんなに簡単に出来るんだな。やって良かったな”という思いに変われる。そしてその後は、自信を持って体験を重ねて自分の世界を広げていくことが多い。

 確かに飛行機に乗れたなら、きっと自分の世界が広がるだろうな、という思いはある。ただ、これは未体験のままでもいいかな、とも思える。飛行機に乗らないから体験出来ることも多々あるからだ。

 今月末に鹿児島へ行く機会に恵まれた。飛行機に乗れる絶好のチャンスだったのだが、あえてそれをやめて(と自分に対してポジティブな捉え方をしておこうかな)夜行列車を使って行くことにした。長距離の列車体験は2度目なのだが、南へ行くのは初めましての私。飛行機なら1時間ぐらいで現地着だろうけど、ゆったりとした時間で現地へ向かうのもまんざら悪くないかな、と思っている。時代錯誤、と言われそうだけど飛行機嫌いは更に続きそうだ。