スタッフエッセイ 2013年11月

目を大切に

桑田道子

冬到来。大阪でも初雪が降り、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。寒さだけでなく、乾燥にも悩まされる季節だ。

手足背中、ひじかかと、頬や口まわりもカサカサしやすくなり、お風呂あがりに保湿のひと手間が大切になってくる。そのなかでも、私にとって最も危険なところは目の乾燥だ。

両目それぞれ1.5以上だった視力が突然0.3位に落ちた中学生以降、コンタクトレンズ生活だが、目の不調には手をやいてきた。最も大変だったのは、何の前触れもなく、角膜の上皮がはがれるという大事件が起きた中3の冬。

この痛みが尋常でなく、眼球が動くたびにガラスが突き刺さったような鋭い痛みを感じるので、目を閉じて一切何もせずジッとしていても痛みがひかない。眼科で診てもらった後は、角膜が再生するまで待つしか回復の方法はないのだが、問題は再発性であるということ。それ以降、目の疲れと乾燥が重なると再発してしまうのだ。

 ドライアイという症状はよく知られている。こちらは直接的に目が乾燥するというよりは、目を保護してくれる涙の成分にも関係しているようだが、長時間のパソコン作業やスマホ・タブレットの使用が増えている現代社会では、眼精疲労、ドライアイに困っている人も増えているだろう。
 画面を凝視していると…
@自然とまばたきが減る→涙が分泌されにくくなる→角膜や結膜を傷つけてしまいやすくなる。
Aピントをあわせる働きをする毛様体筋の緊張状態が続く→筋肉疲労を起こしやすくなる。水晶体が硬くなり、ピント調節力が衰える。

 液晶画面から発せられるブルーライトの影響で、視界のちらつきやまぶしさを感じ、目が疲れるといわれることもあるので(私には正否は不明だが)、PCメガネや、ディスプレイのグラフィック設定での(これなら無料でできる)ブルーカットの除去が役立つこともあるだろう。

 また、目の疲れは、目だけにとどまらず、頭痛や吐き気、めまい、肩こり、首の痛みなどをも伴いやすく、それらから全身のだるさやイライラが生じていることもある。私の場合は、睡眠不足が続いたり、疲れがたまると決まったところにめばちこができるというストレス反応もある。疲労を自覚する前に、めばちこができることもあるので、生活を立て直すアンテナ・信号として捉えている。

 眼科では、目の周りを温めることをすすめられた。レンジでチンした蒸しタオルを目にあてたり、「働き続けた目に蒸気浴」というような市販のものを使ったり、目の体操(両目を右、左、上、下、グルッと1周、反対周りをもう1周)をしたり、なるべく緑を見るようにしたり、と日頃から気をつけている。そしてなにより、意識しなければ酷使しすぎてしまう傾向にあることを忘れず、だろう。

まったくPCを見ない、携帯を見ない、という1日をつくるのはなかなか非現実的になりつつあるが、時にはネット環境から離れて過ごす時間も確保したいと思う。

(2013年11月)