スタッフエッセイ 2013年6月

楽しい出張 乗り物編

森葺a代

実は今、島根県での新任保育士研修の帰り道で、出雲市から高速バスで大阪へ向っているところ。先ほど宍道湖のそばを走り、夕焼けではなかったが、湖面が一部分、す〜っと銀色に輝き、初めて見る夕暮れの景色を楽しんだ。今は、島根県土の約80%(高知県、岐阜県についで第3位)が森林だという山の中を、バスに揺られながら、緑深い山々に自然の豊かさを感じ、癒され、とてもリラックスした気分で幸せだ。このバスの揺れもとても心地よい。もう少ししたら眠ってしまうだろう・・・。

2005年からご依頼をいただいている沖縄県へは、もちろん飛行機で行く。飛行機も大好きで、必ず窓際の席を取り、毎回飽きることなく雲や空の様子を楽しんだり、日本地図に描かれた景色を実際の目で確かめるように観ている。そのお陰で、運よく小さな丸い虹の中に、今乗っている飛行機の機影がみえる「ブロッケン現象」も観た。これは、ちょっと自慢だ(笑)。しかし以前、あまりに眼下の景色を熱心に見ていたのだろう。客室乗務員さんが、「今、この辺りですよ。よろしければどうぞ」と、日本地図を持ってきてくださった。これは、さすがにちょっと恥ずかしかった(汗)。

姫路市や明石市に向かう時は、瀬戸内海のきらめきを見ることも楽しみのひとつ。明石海峡大橋が近づいてくると、ウキウキする。そして、徐々に乗っている人も少なくなり、ガッタンゴットンとのんびり電車の音を聞きながら揺られ、山や川、田畑を楽しみながらもうとうとするのも気持ちがいいものだ。

有難いことにここ数年、このようにあちらこちらにご縁がつながり、研修や講演のための出張がふえてきた。わたしは結構乗り物移動が好きなので、遠くても全く苦にならない。むしろうれしいほどだ。出張することで、道中、日本各地の自然の豊かさ美しさを感じる小旅行の気分を味わっているから。

秋には、三重県津市に行く。昨年度ご依頼いただいた時に、「山の中を列車が走るので、夜間は鹿に出会い列車が止まるのは日常茶飯事」とおっしゃっていた。え〜!?と思わず叫んだが、当日は幸い鹿に遭遇することなく、すんなりと山を越えることができた。が、今回は大丈夫だろうか・・・。ちょっとドキドキだ。しかし、このスリルもまた楽しみでもある。話のネタにもなるし(笑)。

そうそうこれは番外編だが、今回帰宅すると、なんと!一人暮らしをしている子どもたちが、帰宅するたびよく言っていた「我が家の匂い」がわかった!出張で、ほぼ半月近く家を空けていたからな〜。出張の、ちょっとしたうれしいおまけのお話。

 

(2013年6月)