スタッフエッセイ 2011年5月

ヨガ入門

西 順子

ソマティック・エクスペリエンス(SE)トレーニングも今年はいよいよ三年目の最終年。5月連休に札幌で開催されたが、テーマは「統合」。これまで学んだことを統合しながら、症候群のような、より複雑なストレス症状を理解するというものだった。そのアプローチ法はとてもシンプル。シンプルであって奥深かった。今回のトレーニングの講師はブラジルから来て下さったラエル先生。その先生がまたとても素晴らしかった。その先生の安定感と落ち着き、そして日本まで来て下さった熱い思いに胸を打たれた(一週間のトレーニングの間、どんどん日本語が上手になられたが、私たちに直接自分の言葉で伝えようとして下さる姿勢にも頭が下がる思いだった)。そして、まさに心身統合されている先生から、安定化、統合というテーマについて学べたこと、尊敬する先生に出会えたことに心から感謝だった。先生は趣味で合気道をやっているというから、日頃から心身を鍛練しておられるのだろう。今回のトレーニングで、「心身統合」が私のキーワードとなった。

実習では更に「心と身体はつながっている」ということ、「身体から入ることでの心の変化」を実感。日頃から、自分自身が心身統合の状態を維持したり、バランスを崩したときには心身統合に戻れるようセルフケアすることが大切だということを再認識した。それはリラックス系のセルフケアというより、心身統一としてのセルフケアの必要性を感じた。それには「ヨガがいいよ」とSE仲間から耳にする。朝晩ヨガを続けていて、心身の状態がとてもよくなったと言う。確かに精神的にもいいし身体によさそう、私もやってみようと、まずは身近なところから、ジムのヨガ・プログラムに参加してみることにした。

そう言えば今年度に入ってから、ジムのスタジオ・レッスンではヨガ・プログラムの時間が増えている。ヨガは人気があるようだ。パワーヨガ、ナチュラルヨガ、ヨガ・・と名称もいろいろ。どう違うかわからないが、とりあえず夜間の時間帯で出られるものに参加。今のところ、パワーヨガが面白くなってきた。とっても心地いい。ヨガのポーズは、ストレッチのようで気持ちいい。筋だけでなく、いろんな関節も動かすが、それがまた気持ちがよいものだ。難しいポーズもあるが、普段動かさないところを動かすと(縮こまっている筋肉を伸ばす、関節を開く等)、後ですっきりするような解放感がある。

お手軽なものではなくて、本格的な?ヨガってどんなものかと興味をもって、友達お薦めのアイアンガーヨガ教室の体験レッスンにも行ってみた。はやり本格的! じっくり90分間、ヨガのポーズに集中する。アイアンガーヨガの特徴は、丁寧なアライメント(正しい姿勢)のアサナ(ポーズ)にあるらしい。確かに、じっくりと呼吸と共にアライメントのポーズに集中するが、まさに心身統一の、静かな時間だった。慣れないポーズは、痛かったりもしたが、終わった後は心地よい疲れ。そのあととても眠くなったのは不思議だった(ヨガで副交感神経が優位になったのか・・)。

ヨガのなかでも、ヨガ療法とされるものは代替医療として取れ入れられつつあるから、とても心身の健康のためによいのだろう。今のところ「心地いい」「落ち着く」という実感しかないが、続けていくと心身への効果が期待できるのだろう(冷え症もなおるかも)。

心と身体の声に耳を傾けながら、心身統一するためのセルフケアの時間をつくっていけるといいなと思う。

(2011年5月)