スタッフエッセイ 2011年2月

そして、私もジョギングデビュー

津村 薫

村本のエッセイに続く、私のテーマも「ジョギング」。私自身はジョギングにはまるで縁のない人生を歩んできた。ジョギングどころか、そもそも運動音痴。それでも、加齢と共に体重増加が気になり始め、健康診断でひっかかり、運動にトライし始めたのが数年前。

こういうことを日記やエッセイに書くと、講演先で「全然太ってないじゃないですか」「思ったより全然小さい」と嬉しいことを言ってもらえたりするのだが、私は体脂肪率が高く、いつもそれを注意される羽目になる。いや、体型も不満です。体が重い(笑)!

これじゃいかんと数年前に筋トレを始めた。あまり体重に変化が見られなかったのだが、「もうちょっと負荷が要るかも」と整骨院の人に勧められて、ビリーズブートキャンプにトライした。1年弱で体重を10kg減らすという快挙?を成し遂げたものの、運動をやめて1年もすると、ぼちぼちと体重が戻り始めるという、トホホな話に。

いまは、「いかん」と思えば運動して、ちょっと落ち着けば安心して休むという適当なことをやっていたのだが、私もこの冬に体重が増えた。夏に体重が落ち、冬に増えるのが私のパターンだけど、それにしても、というレベル。

さて、どうするか。この時点でも、インドア人生を歩んできた私には、アウトドアスポーツは無縁な感じがしていた。仕事でたまに夜遅くなると、ジョギングやウォーキングしている人たちとすれ違うが、「私には無理」と思い込んでいた。

ところが、Wii Fitで遊ぶと、「ながらジョギング」というのがあって、これが随分気に入った。早くいえば、その場でランニングするのだが、画面では景色が変わり続け、ジョギングした気分を味わえるというもの。30分やっても平気。「私、わりと走れる?」と思った。何より、同じ走るのなら、外気に触れてみたいという気持ちになったのが大きかった。私にとっては珍しい変化。

それに、村本がジョギングを始めたというし、女性ライフサイクル研究所には、ジョギングやウォーキングをしているスタッフがたにもいる。是非見習いたいとは思っていた。

夫は昔、駅伝をしていた人で、いまも、できるだけ電車に乗らず歩く癖がある。毎日1万歩は普通、休日に出かける時もかなり歩き回り、2万歩ということも珍しくない。そのせいか、甘いものが好きなのに四半世紀前と体重が変わらない。羨ましい限り。

夜に走ると言うと、一緒に走ってくれるというので、ふたりで始めた。でも、私の実感は、「ああ、“ながらジョギング”とは全然違う」だった(笑)。ビリー師匠からあれほど鍛えられたはずなのに(笑)、私って、まだまだやなあ。

40分も走ればへとへとだけど、やっぱり運動は気持ち良い。しんどーと思う時もあるけど、楽しい。ビリーの体験も役立ったかも。ビリーはハードなエクササイズだけど、決して無理せず、自分のペースでやるようにと繰り返し注意がある。それでも、「君ならできる」と励まされつつ、「不器用なりに、下手なりにも根性で頑張る」ことは要求されるので、いつのまにか根性が少しくらいついたのか?

そういえば、大人になってからの運動の楽しさを実感したのも、ビリーのおかげだった。下手でも誰にも迷惑かけないし、誰かと競わなくていい。自分のレベルで自分のペースで楽しめるのはなかなか良いものだ。私の場合は、まだトライして数日だけど、この感じでジョギングも楽しめるといいな。ちょっと胸躍る挑戦。これからの自分に期待しよう。私も、数ヵ月後にはnice bodyか(笑)?!

(2011年2月)