スタッフエッセイ 2010年11月

20周年記念イベントで

桑田道子

先の日曜は、FLCの20周年記念イベントを無事に開催できた。

会場へお越しくださった皆様、ありがとうございました。また、メッセージやお祝いの品々をたくさんお贈りいただき、どれも嬉しく頂戴しております。ありがとうございました。

当日のプログラムや感想は、既にブログ等で詳細がアップされているが、多くの方にお世話になり、愛されて、今のFLCがあることを実感し、感謝な気持ちでいっぱいだった。

“これまで”と“今”とをあたたかく見つめ、“これから”を意欲的に戦略的に、かつシビアに見つめ、日々を大切に人生を紡いでいく。20周年という、時の流れの節目を一緒に共有することは、私自身にとっても、人生を振り返り、今後の生き方に真摯に思いをはせる機会となった。

途中、スタッフ全員がズラッと並び、自己紹介させていただいたのだが、その順番はスタッフになった順なので私は13人のうちの11番目。決められていた持ち時間は1分。携わってきた仕事の紹介、特に力を入れていきたいことなどを先輩スタッフが話すのを聞きながら、「積み重ねってすごいなぁ。いま出来ることを出来るところからコツコツ誠実にやってきたものが仲間が増え、活動の幅もどんどん拡がって…」としみじみ感じていた。

そして、私の順。

先輩方にならって自己紹介しながら、パッと左側を見ると、いっぱいスタッフの顔が見える。さっきまで一列に並んでいたので、隣りを見ても、隣りのあゆちゃんより向こう側は見えなかったのに。

一応、今は、ここは、オフィシャルな場で、皆さんの前に立たせていただいているわけだから、ピシッと一列に並ぶのを維持したほうが綺麗かもしれない。それが礼儀正しさとする価値観もあるかもしれない。

でも、私が話すのを先輩たちが体の向きを変えて(要するに列を乱して、身を乗り出して)、ニコニコして聞いてくれている。その姿を見た途端、「ここは本当にあったかい職場だなぁ、大好きや!」って気持ちがグワーッと溢れ出てきた。ちゃんと話すか心配まではしていないと思うけれど(苦笑)、いつもそのサポーティブなまなざしでFLCの末っ子を見守ってくれているのである。必要なときには、具体的にアドバイスをくれ、良い仕事にしようねと励ましてくれる、その繰り返しの4年だったことを思い出す。

そんなふうにいただいてきた優しさや愛情を、もらいっぱなしにせず、自分の関わるあらゆる場へつないでいけるように。それを忘れずに、これからも、この場所で頑張っていきたいと思う。

(2010年11月)