スタッフエッセイ 2010年5月

ナニコレ珍三景

森葺a代

私はFLCでの講師の仕事のほかに、電話相談員もしているが、今回は、その職場の「ナニコレ珍百景」ならぬ、「ナニコレ珍三景」を・・・・・

≪珍三景 NO.1≫

わたしの職場にはいつからか、かわいらしい小鹿がいる。そう聞くと「さすが奈良!」と思われるだろうか?そして、わたしの職場には象もいる。「アフリカか!」(笑)。正確には「わたしの職場の“机の上”には、いつからかかわいらしい小鹿とそして象がいる」。というのが正しい。

この職場には机が5台あるが、どれも個人の机ではなく、複数の相談員たちが仕事に応じて共通で使っている。どこにでもある電話、鉛筆、ボールペン、マーカーペン、マジック、消しゴム、ホッチキス、はさみ、ポストイット、メモ用紙など、仕事に使う文房具が適度に使い勝手よく置かれている。なので、それまで机の上に何がおいてあるのか、そんなことはそう気には留めてなかった。あるとき同僚が、「ナニコレ?鹿がいてる」「そういや象も・・・」「誰が置いたんやろ?」と話題なった。ひとつの机の上だけに鹿と象がいるのだ。だれかれなしに聞いていくと、ある相談員さんのおやつの“チョコエッグhttp://www.furuta.co.jp/chocoegg/2009.html”のおまけだと分かった。しかし、ぞうは誰がどこから?これはいまだにナゾ。

≪珍三景 NO.2≫

今はもう取り払われたのだが、わたしが勤務し始めた頃、「ナニコレ?」パテーションの上2箇所に、赤いストローが2本立っていた。よくみるとなんだかべたべたしていて、さらによくみると常に小さな虫が10数匹ひっついていた。「これなんですか?」と聞くと「虫取りらしいよ」と。「虫取り?らしい?」確かに、虫はひっついているので取れているようだが、どうも市販品ではなさそうだし・・・。虫取りなら、もっと効率のよいものがあるだろうに・・・。いつからか見かけなくなったのだが、なんかヘンな感じだった。あれは、だれが取り付けたのだろうか?誰に聞いてもわからなかった。

≪珍三景 NO.3≫

この部屋にはスチールの書棚があり、書類や本、辞書などが収納されている。そしてこの書棚の上に「ナニコレ?」がある。“痛散湯”という文字がみえるのだ。以前から知ってはいたが別に気にすることもなく、“目に入っている”というだけだったのだが、ある日先輩の相談員さんがそれを指差し、「痛散湯(つうさんとう)って知ってる?あれ漢方薬の名前よ」と。「あああ、そうですか」とわたし。「でも、なんかおかしいと思えへん?」「え??」「だって、あれ電気ポットの箱よ」。そう、よくよく見れば電気ポットの箱に、わざわざ新聞の“痛散湯”の文字を切り取り、ご丁寧にのりで貼ってあるのだ。「ほんまや!でもなんでまた?」「さあ?」「だれが?」「それがわからへんのよ」誰が何の目的でわざわざ貼ったのか?これも未だにナゾである。

この「珍三景」我が職場にはお茶目な人がいるということだ。

世の中には、「ナニコレ?」と思わず目を奪われたり、一瞬立ち止まったりすることや物がある。そこから、コミュニケーションが生まれ話題が広がったり、知らなかったことが分かったり。新年度も始まり、また新たな人との出会いもあるだろう。いろんなことに人に興味深く目をむけ、興味関心を広げよう。面白いことに出会えるかも!

(2010年5月)