スタッフエッセイ 2009年11月

色とりどり

森葺a代

今、緑から黄色、オレンジ、朱赤・・・と色とりどり、木々の紅葉が美しい!

見上げれば、紅葉した葉とその合間から見える、高く青く澄んだ秋空とのコントラストは絶妙で、雨上がりの紅葉は、透明感と色鮮やかさを増し、時折“桜の香り”にハッとさせられることも。

先日も仕事に行く途中、児童公園の前で、黄色みがかったオレンジから朱赤への、グラデーションが美しい一枚の桜の葉を見つけ、思わず拾い上げ手帳にはさんだ。駅に向かう道すがら、身近な木々の色づきに思わず目を奪われ、心が奪われ、笑みがこぼれる。なんともいえない幸せな気分に浸る瞬間だ。

紅葉を迎える秋は、子どもの頃からわたしの大好きな季節だった。

休日になると、三輪山、信貴山、鞍馬山から貴船へと、山を信仰していた祖母について参拝に行っていたことを思い出す。参拝前に茶屋に寄り、熱々の関東炊きやきつねうどん、お団子、夏にはカキ氷などを食べさせてもらえることも楽しみだったな。

また奥の院まで足を伸ばすこともしばしばで、その帰りに見られる夕暮れ時の山が好きだった。子どもながらよく歩いたものだと思う。そして、早春の木々の芽吹き、新緑の美しさ、夏山の涼しさ、秋の紅葉やどんぐり拾いの楽しみ、すっかり葉を落とした冬の木々もまた美しく、雪に覆われた山の姿も忘れられない。都会育ちの私は、子ども心に四季折々の自然の豊かさ、美しさに徐々に魅せられていったように思う。これから秋が深まるに連れ、仕事に向う車窓から見える山々も、鮮やかな紅葉に彩られる。楽しみだ!

そして今、わたしのスケジュール帳は、緑・黄色・オレンジ・ピンクの4色で色とりどりに彩られている。最近、3種類の仕事関係の予定や、プライベートの予定を書き込んだあと、それぞれを4色のラインマーカで縁取り色分けしているからだ。これをしておくと、曜日の決まった仕事の予定変更もひと目で判るし、空いている日も判り、講師など準備のいる仕事の予定も立てやすい。また、黄色(プライベートの予定)が多い月は、お楽しみ月間だと心も躍る。

しかし何より、新しい予定を書き込もうと、また予定を確認しようと手帳を開けるたび、あまりの彩りのよさにふっと心が和むのがうれしい。そしてそばにいた人も思わず手帳を覗き込み、「カラフル〜」「きれいやね!」と目を奪われる(?)。一年中紅葉狩りの気分かも!

実は彩りがきれいなほど、毎日何かと予定があり、忙しい月だということなのだが・・・。でも見方を変えれば、手帳の彩りがいいということは、仕事、NPO活動、プライベートとバランスがいいということでもある。手帳を見ながら、好きな仕事が出来る幸せ、プライベートな時間を一緒に楽しむ仲間・友人の存在を感じ、心満たされる充実した気分も味わえるのだ。

秋は、毎年1年の間でも仕事や活動が忙しく、わたしの手帳が最も華やぐ時期。これからも、仕事、地域活動、プライベートにと、自分自身の人生を彩りよく楽しんで過ごしたいものだと思う。

(2009年11月)