スタッフエッセイ 2009年8月

WAGA・MAMA万歳!!

おだゆうこ

「わがまま言わない、聞き分けのいい子に育てなさいよ!」
子育ての際に、そんなことを親から忠告されたり、自分自身としてもわがままに育てないようにしなければ!と思うことがありませんか?

でもそれって、どうして?わがままっていけないことなのかなぁ?

私は・・・正々堂々わがまま言える子を育てたい!と思っています。
子どものうちにわがまま言わずにいつ言うんだ!と思ってしまいます。
私も実際親から、わがままを言わない、聞き分けの良い子に育てなさいよとアドバイされることがあります。確かに、わが子は自由奔放(私としては天真爛漫と言いたい)すぎるところがあるのでそう言いたくなる親の気持ち(おばあちゃん心)も分からなくはありませんが・・・子どもが「わがまま」であることがどうしていけないんだろうかと、改めて考えると不思議に思うのです。

考えてみると「わがまま」という言葉は、日本社会においては、とてもネガティブにとらえられがちです。
広辞苑を見てみると・・・「わがまま(我儘)とは、自分の思うままにすること。相手や周囲の事情を顧みず、自分勝手にふるまうこと(広辞苑より抜粋)」とあります。

私が思うに、日本社会においては、「出る釘は打たれる」「異端児」という言葉があるように、自分の感じ方や考えに基づいて自分の色を前に出すこと、つまりは、他と違う意見や態度をとることは、好ましくないことであり、周囲と足並みをそろえて、社会の規範(与えられたルール)に従順であることが求められてきた背景があり、それが私たちの価値観に根強く刷り込まれているのではないでしょうか?

少し飛躍するのかもしれませんが、仕事上、虐待やDVなど様々なトラウマを抱えた人たちに関わっていると、相手や周りのために生きるのではなく、あなたが思うように生きていいんだよ!あなたが主人公なんだからといいたくなるときがあります。

そうした主体性、自発性はどこから育まれるのだろうかと考えたとき、私は「わがまま」にあると思うのです。
わがままは、自分の内なる声であり、自分の感覚や感じを大事にし、自分で考え、行動することへとつながっていくように思うのです。
わがままを沢山言うことで、自己表現をし、自分を知り、周囲や他者とぶつかることで、自己調整していくプロセスを体得していくことができるのだと思うのです。

「わがまま」にイキイキ生きる秘訣あり!と言いたいのです。ちょっと周囲を思い浮かべてみてください、イキイキと人生を楽しんで生きている人って、けっこうWAGA・MAMAじゃないかしら??

だから、やっぱり、私はわがままを沢山言える子に育てたい!と思うのです。

(2009年8月)