スタッフエッセイ 2009年8月

飲みもの

長川歩美

最近、美味しい液体?づくり・・ジュースやスープ作りにはまっている。なぜ液体かというと・・食欲のなくなる夏でも美味しくいただけるっていうのと、いろんな栄養を含んだ素材の旨みを、一杯にぎゅっと凝縮できるから、かな?自分でもよくわからないけれど、まあ、美味しいジュースやスープを飲むと、ぐぐっと元気が出るような感じがしたり、ほっとしたり、じーんとしたりするような気がする。・・そういえば、コーヒー、紅茶、ココアも美味しいし・・中国茶、日本茶、ワイン・・ジュースやスープに限らず、飲みものには毎日お世話になっているなぁと改めて実感する。紅茶とケーキ、ワインとチーズ、お漬物と日本茶、赤出汁とお寿司・・美味しい食事やデザートも、飲みものとの相乗効果で無限に美味しくなるなぁ・・。

ところで、みなさんは思い出の飲みもの(または飲みものの思い出)ってありますか?私は、とても悔しくて悲しい思いをしたときに、恩師である先生にはじめてご馳走してもらった金柑のカクテル(これがまたすごく美味しくて、お代わりまでしてしまった)とか、ピアノのレッスンに伺ったときに、先生が丁寧に準備してくださっている水出し緑茶をいただく時とか、ある職場を退職する時に友人が職場に道具をもってきて点ててくれた濃茶、などなど、胸が一杯になりながらいただいた飲みものの思い出があります。

食べものまでいかずに飲みものなのが、親しい関係でありながら適度な距離感もありつつ、その一杯に心が込められている感じがして、なんかいいなぁと思ったり。もちろん、手料理でつながる関係も、よりストレートでいいのですが。

と大きく話がそれましたが、ジュースとスープ。まずはジュースからいくと・・フルーツと豆乳や牛乳でつくるフレッシュジュースはもちろん美味しいのですが、色んなフルーツを氷と一緒にピューレして炭酸とリンゴ酢を加えても美味しいし(熟しすぎた桃は絶品☆)、ジューサーやミキサーがない場合は、市販の果物野菜ミックスジュースに、キウイ、リンゴ、バナナを小さくダイスカットにして加えて(お好みで炭酸や水で少し薄めて)、太目のストローでいただくと、タピオカドリンクのような食感が楽しめます。

試してみて不思議だったのは、黄色いタイプの市販の果物野菜ミックスジュースに豆乳を加えると、ミックスジュースにとても似た味になること。忙しい朝は、これに無臭で甘いにんにくパウダーと粉末コラーゲン(健康と美肌のため・・)を混ぜ入れていただいています。

次にスープですが・・最近気に入っているのは、ジャガイモ、ゴボウ、たまねぎをオリーブオイルで炒めて、そこに市販のコンソメとお水を注いで数分煮込み、野菜をとりだしてミキサーでピューレ状にして、またコンソメに戻したスープとか・・

旬のとうもろこしの実を包丁でこそげ切って、半分は芯と一緒に薄いコンソメでゆがいて、芯は取り出し、コーンのみピューレして、生のコーンと一緒にコンソメに戻して少し加熱、塩コショウ(お好みでオリーブオイル)したスープとか。

コンソメを少なめにして牛乳で割ってみたり、または、冷蔵庫で冷やしていただいたりとか・・そんなに凝ったことはやっていないのですが、自分ではいただくとすごく豊かな気持ちになれる感じがします。じっくり炒めたオニオングラタンスープ、かぼちゃやお豆のスープも美味しいですよね。

家族や、訪問してくれた友人、自分のために、その時々の思いをちょっとこめてジュースやスープを作るのが、この夏の私のマイブームだった。こうやって書いてみると、飲みものを準備してお出しするということが、自分の喜びにつながってるんだなぁと思う。飲みものは、ものをかめなくても美味しくいただけるので、自分の大切な人や自分のために、いつかは辰巳芳子さんの「命のスープ」を読ませていただきながら、末永く飲みものづくりを楽しんでいきたいと思う。

 

(2009年8月)