スタッフエッセイ 2008年10月

ワークショップ体験〜体とつながる

西 順子

 年に数回、臨床の勉強のために、関心のある研修に出ているが、なかでもワークショップ体験は好きだ。自分が体験し、実感してこそ納得する・・というタイプだからでもある。
 10月は、2日間「第二回21世紀統合医療フォーラム」に参加した。2日間にわたって、さまざまな「からだ」に関わるワークショップが開催されていて、どれもとても面白そう、全部参加してみたいくらいだった。私が選んだのは、中川一郎さんによる「タッピング・タッチ」、藤原千枝子さんによる「ソマティック・エクスペリエンス」、そして藤井里香さんによる「フェルデンクライスメソッド」。この2日間では、新たな刺激を受けてのワクワク感と、体とつながることの心地よさを感じさせてもらった。
 
 タッピングタッチは経験したことがあったが、開発者の中川さんから直接教えてもらえるワークショップは初めてなので楽しみにしていた。その日は、とてもいいお天気で、さわやかな風が吹いていた。心地いい音楽を聴きながら、そして、窓から入ってくるさわやかな風と光を感じながら行ったタッピングタッチは、とても心地がよかった。音楽と調和したリズミカルな感じがとてもよかった。中川さんのお話から醸し出される、平和への願いとあいまって、スピリチュアルなものとのつながりが感じられるような経験だった。
 ソマティック・エクスペリエンスは、藤原さんが訳された『心と身体をつなぐトラウマ・セラピー』を、とても納得して読み、興味をもっていたので、特にワクワク楽しみにしていた。日頃フォーカシングを使うこともあり、体の不思議にはとても感銘を受けていたので、もっと奥が知りたいと思っていたところだった。直接お話が聞け、貴重なビデオを見せてもらえたことが、とても嬉しかったし、ありがたく感謝の気持ちだった。少ししか時間がなかったが、疑問に思っていたことを直接質問できて、答えてもらったことも有り難かった。また、いつかぜひ、もっとお話を聞かせていただく機会があれば・・と、またいつかを楽しみにしたい。
 フェルデンクライスメソッドは、スタッフのお勧めで参加した。体に無理をせずに行うゆっくりとしたエクササイズ。「痛気持ちいい」ではなく、体に無理をかけない、楽に行うというのがポイントで、それが目から鱗だった。首のコリ、肩のコリには、「痛気持ちいい」が効くものと思っていた。また、好きなエアロビクスは、エネルギー全開!で身体を動かすのが気持ちよかったが、疲れているときには体に負担をかけることなのかな・・と、ちょっと自分の体を振り返った。このエクササイズは、脳の神経系に働きかけるというのも興味深かった。ワークショップが終わった後は、体が「すっきり、楽」。こんな「すっきり、楽」っていいなと、こんなに楽な感じで毎日を過ごせたら・・と、とても関心をもった。 
 早速エクササイズの本を購入したが、本を読んで実践するまで・・時間がかかりそう。やはり、これは本を読むよりも、実際に体験して体で学ぶのがよさそう。今のところ、肩コリに効くというエクササイズだけは続けていて(これも、今までやってたストレッチとは逆の方法なのが面白い)、そのせいか、少しましなような気もする。
 
 二日間で、体と心がすっきりして、明日からまた頑張ろう〜!とエネルギーをもらえるワークショップだった。体の声をよく聴いて、体が楽・心地いいっていう感覚を大事にしていこう。来年は、大阪で開催されるという。楽しみにしたい。

(2008年10月)