スタッフエッセイ 2007年4月

100歳パーティー

くぼたようこ

 たし算に興味を持っている真ん中の子が、私の誕生日に「家族みんなで何歳?」ときいてきた。家族5人の年齢を足すと、「あれー、99歳やわ!」「じゃあ、次のお父さんのお誕生日で100歳やな!」「ほんまや、お父さんのお誕生日と一緒に、100歳のお祝いしよっか」という話になった。誰ともなく「100歳パーティー」と名付けて、楽しみにしていた。

 100歳パーティの日、子どもたち3人が協力して、大きなスポンジケーキに、生クリームを泡立て、苺と桃とミカンをのせて、クッキーにチョコペンで100才と書き、デコレーションをした。ローソクは、もちろん100本!ローソクに火をつける時が大変!ローソクが倒れそうになったり、溶けたロウがたれそうになったり、火が燃え移って大きな火になって下の子がびっくりしたり、クッキーが焦げたり。100本に火をつけている間に、最初に火をつけたローソクはどんどん小さくなっていく。あわてて、電気を消して、ハッピィ・バースディの歌をうたって、みんなで一気に吹き消して、クラッカーをパンパンパンッと鳴らした。「はー、すごかったね」「写真撮るひまもなかったねー」と笑って、ローソクの火が消えた後のケーキと一緒にパチリと写真撮影。ローソクで穴ぼこだらけになったケーキ、見た目はひどかったけど、とってもおいしかった!

 「200歳パーティは何年後?」「えっと、100年後?」「なんでやねん〜」「わはは、・・・ん〜でも、そんなん分からん」「家族みんなで一年で何歳年とる?」「5歳やから・・・20年後やな!」「みんな何歳になってるんやろ」「わ、すごい年やな」「めっちゃ先やなー」
 だったら、次は150歳パーティをしようかという話になって、タイムカプセルを作ることにした。5人家族なので、150歳パーティは10年後。家族に対してと、自分に対してのメッセージをそれぞれが書いて、封筒に入れた。もちろん、何を書いたかは秘密。「見たらあかんでー」と上の子は隠しながら書いてたけど、「10年経ったら、絶対忘れてるわー」なんてつっこまれつつ、「でもこの手紙をどこにしまったかも忘れてたりして」と笑いつつ。下の子は字が書けないので、絵を描き、お話ししたことを私が文字にした。真ん中の子は、一生懸命字を書いていた。上の子が自分の机と一緒に写った写真も入れてというので撮影。

上の子が、「違うところで住んでいても、150歳パーティには、みんなで集まろうなー」と言う。10年後は成人しているもんね、自立心が旺盛で一人暮らしにあこがれている上の子は、家を出ているつもりなんだろうなーと思う。真ん中の子と、下の子は、思春期まっさかり。私と夫は、熟年まっさかり。どうしているのかなぁ。10年って長いようで、あっという間だったりして。今度もローソク150本立てているのかな?!また、200歳パーティに向けて、タイムカプセル作っているのかな?
 にぎやかで、楽しいことが大好きな家族。素敵な時間を積み重ね、みんなが元気で150歳パーティを迎えられること、それが一番の願いだ。

(2007年4月)