スタッフエッセイ 2006年4月

ショートカット

原田光恵

2年ほど前から、長期休み(春、夏、冬)前になると「髪を短くしたい」気持ちがムクムク沸いてきて、思い切りバッサリ切ってもらう、という生活を送っている。今年も3月半ばに美容室へ行き、とことん切ってもらい、髪も気分もすっきりした。

何で短くしたいのか。
理由は、髪の毛を乾かす時間が少なくて済むから。
長期休み、いつもに比べてバタバタの日々を過ごすので、自分の仕度時間は短ければ短いほどいい。それで髪を短くすることにした。タオルでバサバサ拭いて、ドライヤーを持って手を数回シャカシャカ動かすだけで、あっという間に髪の毛が乾く。
あぁ、なんて楽チンなんだろ、って思う毎日。
ただ、この春はものすごく短くしてもらったおかげ(?)で朝の頭はあっちこっちはねて、却って“はね直し”に時間がかかることもあったけれど・・。

ある日。
「ねぇ、男の人なの?」
小学1年の子どもに唐突に聞かれてしまった。
「えっ、こんな質問初めてだ」
一瞬びっくりして、まじまじと子どもの顔を見た。でも、真剣な顔で聞いてくる姿に、思わず笑ってしまった。

「女だよ。」
そう言いながら「何で男だと思ったんだろ・・」と考える私。
「あっ、髪の毛が短いから?」
「うん・・」照れくさそうに返事する子ども。
「そうかぁ、でも髪の毛の短い女の人はたくさんいるよ。髪の毛の長い男の人もたくさんいるよね・・」

ふうん、という顔をしながらその場から離れていった子ども。
短い会話の中で何か伝わったかな、と思いつつ。でも、こんなインパクトの強いおとながそばにいれば、何か感じ取ってくれることもきっとあるだろうな、とも願いつつ。

そういえば、「男みたいな低い声出すよな」って子どもに言われたこともある。
うーん、あの子たちの質問、髪の毛の短さだけではなさそうかな・・。

(2006年4月)