スタッフエッセイ 2006年2月

事務局の窓G寒い日の事務局

小林まり子

 この冬は20年ぶりの寒さ、とか。インフルエンザも流行っているようですね。体調管理が難しいこの季節。大阪市内のビルに事務所を構える当機関・大阪本社も、けっこう冷え込みます。

 週日は前日に暖めた空気がかすかに残ってくれているように思えますが、週末に寒波が襲った週明けなど、部屋を暖めるのが最初の仕事。本やファイルを手にとっても震え上がるこんな日は、エアコンをフル回転させても、フロア全体が暖まるのにお昼過ぎまでかかってしまいます。

 大阪本社フロアは当機関オリジナルのグループや講座・ミーティングを行う部屋、二つのカウンセリングルームが主要スペース。事務局は、本棚や電話・ファクス・コピー機に囲まれた畳1枚ほどの空間ですが、立ち上がり、両の手を伸ばしたら、ほとんどの仕事が完了するくらいのレイアウトを、事務局を担当して3年の間につくりあげました。あるインターンシップ生の言葉を借りれば「隠れ家みたい!」な空間です。

 どこかで見たような風景‥今では見かけなくなった煙草屋さん。床から天井まで商品を詰め込んだ空間で、日がな一日店番をするおばあさんみたいに、ほぼ一日をここに座って過ごす私の冷え対策。身長が2センチは高くなるほどの底厚スリッパを履き、アクリルのベビー毛布を膝にかけ、足元では扇風機みたいな形のハロゲンヒーターがクリクリと首を振っている‥。肩にストールを羽織り、腰にスカーフやカーディガンを巻いた姿で宅配便を受け取りに出て、配達のお兄さんから物珍しそうな視線を頂戴したことも一度や二度ではありません。

 さて、この冬。こんな冷え対策に加えて、朝一番のお香タイムや緑茶やからだを芯から温めてくれる野草茶も楽しんだりしながら、ほっこりと働くことをこころがけています。

 電話が鳴っての第一声「女性ライフサイクル研究所です」は、しっとりと艶やかに。
「事務局の小林さんですか?」のお尋ねには「はい、小林です」、弾むようなお返事を。
 寒い日にも、たんぽぽ色の花丸をあげたくなるような事務局でありたいから。からだも心も温めて‥お電話をお待ちしていますね。

(2006年2月)