スタッフエッセイ 2004年2月

バレンタイン・チョコ! 

村本邦子

 贈り物好きの私だが、バレンタインにはとんと関心が乏しい。どうして、女の子が男の子にチョコを贈らなければならないのか意味不明だからだ。私はチョコが大好きだ。そして、甘いものがあまり好きではない男性の方が多かった。どうして、自分の食べたいものを、食べたくない人にあげなければならないのだろう?義理チョコなんてとんでもない。
 聖バレンタインの歴史はあまりはっきりしない。バレンタインという名前の司教が、最強の兵士を作るために結婚を禁じていた時代、恋人たちを結婚させていた、あるいは、自分が恋に陥って結婚した、その結果、牢獄に入れられ処刑されたという話のようだ。そこで恋人たちの日とされるようになったのは良いとして、なぜチョコレートなのだろう?外国では、女性が男性にとも、チョコとも決まっていないようだ。男性が女性に花束を贈るケースが多いらしい。そっちの方が良かったな。日本では、最初にバレンタインの広告を出したのがモロゾフ(昭和11年)、次がメリーというから、彼らがチョコと決めたに違いない。
 私の趣味でいくと、プレゼントとは、自分の好きなものと相手の好きなものとの摺り合わせでなくてはいけない。自分は興味があっても、相手はまったく興味がないという場合もあるし、逆に、相手の欲しがっているものが、自分にはまったく理解できないという場合もある。だから、プレゼントを考える時、私はかなり思い悩む。自分が大事に思い、その相手に受け取って欲しいもので、なおかつ、相手も、自分では買わないかもしれないけれど、もらってみると、なるほど良いなと思ってもらえそうなもの。当然、相手によって内容は変わる。
 うちの家族はみんなチョコが大好きだ。それで、バレンタインの季節になると、チョコ系のおやつを買っては、みんなで食べることにしている。我が家では、バレンタインは愛の共有の日なのである。

(2004年2月)