スタッフエッセイ 2004年1月

あけましておめでとうございます

窪田容子

2003年が、めまぐるしく過ぎた。
年明けに子どもを生み、春に仕事に復帰し、ホントに忙しかったなぁ・・・。
平日の朝は授乳に始まり、朝食の用意と、子どもたちと自分が出かける準備。夫は食器洗い。夫と私と、子どものどちらかをひとりずつを保育所に連れていく。
 夕方は、自転車をとばして、学童と保育所に子どもたちを迎えに行く。「今からが、一番しんどくない?」「言える言える、仕事よりしんどいわ(笑)」「夜、まとまって寝てくれる?」「まだ3,4回起きるで」「一緒やなぁ」など、クラスのお母さんとなぐさめあって、保育所を後にする。
 帰宅して、赤ん坊に授乳し、寝てくれたらラッキー。寝ずに、抱っこと甘えるときは、片手に抱いたり、おんぶしたりして、夕食を作り、合間に洗濯を回す。その間に、「おしっこもれそう〜」「ここどうやって折るん?(折り紙)」「わ〜ん、貸してくれへん!」というのにつき合う(つき合いきれないこともある)。夕食を食べさせ、お風呂から上がると、もう子どもたちを寝かせる時間。慌てて、寝る支度を整え、デザートを食べ、本を1冊ずつ読んで、添い寝をしているうちに、自分も一緒にバタンキュー。次の授乳で目覚めて、洗濯を干し、翌日の保育所の準備を整え、仕事の後始末をしているうちに、また赤ん坊が泣いて呼ぶ・・・。夫はまだ帰っていない。
 子どもが熱でも出せば、3人を車に乗せ、病院へ。「団体様ですねー(笑)」なんて言われても、気にしてはいられない。風邪が3人の子たちを、一巡することも。おまけに、親にも・・。
 日曜は日曜で、1週間分の掃除と、買い出し。学童の、資金稼ぎの行事も月1ぐらいで入ってくる。学生時代に学童の指導員のバイトをしたことがある夫は、「保育士さんしてるの?」と間違われるほど子ども扱いがうまく、行事の度に、「お父さんも出してな」と頼まれるほどになった。連休には、子どもを遊びに連れていきたいと、車で遠くの公園に行ったり、子どもがはまっているサッカー観戦に行ったりしたなー。
 そんな中で、地域の人たちに支えられてきた。地域の役員を代わってくれたり、保育所の父母の会の当番を知らない間に免除してくれてたり、ベビー服をもらったりもした。「夕ご飯を作るのも大変でしょう、私も働いていた頃そうだったから。」と、時々、おかずを1、2品分けてくれるのは、共働きをずっと続けて最近退職した女性だ。「お返しも出来なくて」と言うと、「負担に思わないでね。これもボランティアかなと思って・・・」と言ってくれる。こんなときは、本当に心が暖まる。
 保育所の荷物を抱え、一人をおんぶし、二人の手を片方ずつつないで、競うようにしてしゃべる子どもの相手をしつつ、暗くなった道を帰っていると、「お帰り。元気やなー」と、子どもに声をかけてくれる人。「よう頑張ってるなー」と私に声をかけてくれる人。真ん中の子がかんしゃくをおこして、立ち往生していると、荷物だけでも運んどくわと、先に荷物を玄関先まで届けておいてくれた人。そんな、ちょっとした暖かさ、優しさに支えられてきた。
 良いことばかりではない。腹の立つこと、落ち込んだこともあった。そんなときには、現実的な対処をしたり、時には愚痴を言ったり、時には自分の心の中で処理したりしながら、なんとか乗り切ってきた。
 良い仕事と、仕事仲間、家族に恵まれて、忙しくも充実した日々を送れることは、有難いことだと思う。こうやって、この先の数年を、仕事と育児に追われて駆け抜けていくのだろう。だけど、時にはペースダウンし、立ち止まり、深呼吸し、周りを見回し、自分の内面を見つめ、大切なことを見失わないようにして、2004年も過ごしていきたい。
 
暖かさをくれた皆様、FLCを応援して下さる皆様に感謝!
新しい年が、皆様にとって幸多き年でありますように!
そして、平和な良い年となりますように!

(2004年1月)