2012年6月 (スタッフの日記バックナンバー)

6月27日(水) 西

24日からボストン郊外にきている。目的は、発達途上のトラウマを受けた子どものトラウマ治療について学ぶため。今回、ヘネシー澄子先生がコーディネイトしておられる研修に、ご縁があって参加させて頂いた。

昨日は自由行動でボストンを満喫。ボストンの街はとても美しく、落ち着いた雰囲気。建物は煉瓦づくり、自然もたくさんあって、茶色と緑色がとても素敵〜で、ため息がでるくらい。初めてのアメリカなのもあって、見るもの聞くもの、どれも新鮮で、一つ一つに感動していた。たとえば、信号機一つとっても、デザインがおしゃれでかっこいい。

午後は急きょ、ボストンのケンブリッジ・ヘルス・アライアンスを訪問させて頂くことになった。暴力被害者支援チームのスタッフ、ヤッセンさん、春海葉子さん、リズさんからお話を聞かせて頂き、こんな機会に恵まれるとは思っていなかったので、感激! 今から7年前(もうそんなにも経つなんて驚き)、 NPO・FLC安心とつながりのネットワークづくりのアドボケイト事業の一環として、春海葉子さんをお招きして講演会を開催している。それ以来、春海さんとはお会いしていなかったので、思いがけない再会に喜んだ。とてもお元気に活躍されているご様子で、すばらしいな。

暴力被害者支援チームは危機介入を行っており、「臨床と地域コミュニティがつながり、臨床と地域コミュニティとでチームを作る」という視点で活動しているという。信念、哲学、理論など、バックボーンがしっかりとあることが力強い。しかも眼差しが暖かい。援助者の二次トラウマを防ぐため、スタッフミーティングなどもしっかりと時間をとって取り組んでおられることも素晴らしいな。 『心的外傷と回復』の著者、ハーマンさんも顔を出して下さった。今、何がもっとも効果があるかについての研究をされているとのことだったが、真摯に研究と実践を重ねておられることにも触れさせて頂き、感謝。いろいろと感じたこと、学んだことをしっかりと心に留めておきたいなと思う。日本に帰ったら、春海さんの講演録(NPOの冊子として発行)、暴力被害者支援チームの理論的根拠となる、メアリー・ハーベイさんの論文「生態学的視点からみたトラウマと回復」http://www.flcflc.com/study/article/article01/07.html)も読み直して、復習しなくっちゃ。いただいた新しい文献も・・!

そして今日は、トラウマ・センターでの研修第一日目。午前は、ベッセル・ヴァン・デ・コークさん(センター創設者)から「トラウマと脳」についての講義、午後はジョー・スピノゾラさん(センター所長)の実習「協力的ゲームと動き」。

お話も大変興味深いし、午後のワークも子どもたちが楽しみながら参加できるゲーム形式のもので、一日が学び深くて充実。子どものプレイや集団遊びに、どんなふうに取り入れられるかなと思うとワクワクだった。いづれも、科学的な研究を重ね続け、その実証に基づているが、子どもの視点にたつ眼差しが温かくて力強い。虐待、DV目撃など、子どものときに複合的なトラウマを受けた人々・子どもが、トラウマから回復することは可能だと、本当に心から人々の安全、自尊心、信頼関係・・の回復を願っていることが伝わる。DSM-5では、新しい診断名「発達途上のトラウマ障害」を入れられるよう働きかけているという。「子どもが問題なのではなく、環境が問題なのだ」として取り組む姿にも、心から感銘を受けた。コーク先生もスピノゾラ先生も、その真摯な姿勢と情熱に深く尊敬の気持ちだった。

昨日と今日と、女性や子どものトラウマの研究と実践に取り組まれてきた第一人者の方々にお会いできる機会に恵まれて、本当に感謝。被害者の視点、当事者の視点に立つこと、その生きる姿勢も含めて学ばせていただいたように感じる。学ばせてもらったことは、臨床的援助にも予防活動にもしっかり還元していかなくっちゃ・・と思う。

ヘネシー先生、そして今回研修でご縁かあった参加者の皆様ともとても安心して、楽しくご一緒させていただいている。全国各地からご参加されているが、参加者の皆様からも学ばせていただくことが多い。新たな出会いと、つながりにも感謝。

明日の研修はPCIT(親子相関セラピー)のお話とヨガ実習。明日も楽しみ・・、でも早く寝なくっちゃ・・!

6月24日(日) 村本

久しぶりに沖縄に来ている。十年ぶりくらいだろうか、モノレールができる前だったから。平和学会で平和プログラムのコメンテーターという位置づけだったが、一緒にやってきた村川さんや小田さんと話すという感じ。「国家的アイデンティティ」と「トラウマ論の脱構築」が持越しの課題になっていたので、議論を楽しみにしていたが、時間切れ。それでも方向性の確認ができたので、また次のチャンスに。今月は4月のシンポの報告書編集をやってしまわなければならない。

きのうが沖縄では「慰霊の日」に当たり、あちこちで行事が行われている。記念集会には間に合わないが、報告が終わると同時にタクシーに乗り、平和祈念公園へ。たくさんの家族が慰霊に訪れ、お供えをし、大きなお弁当を広げてゆったりとした時間を過ごしていた。さまざまな思いがあることだろう。こんな場所があることの意味は大きい。以前来たときには、まだなかったが、大きな平和祈念資料館ができていて、見学する。たくさんの証言が集められている。ガマの子どもの証言は南京で聞いた話と重なる。

今日は、「沖縄戦と慰安婦展」を観に行く。お天気も良く(学会前日には、台風なら中止とネット上で通知され、みな気をもんでいたようだが、私はまったく心配せずだった)、むしっとした熱さがふやけそうでなんかいい。植物の人も南の島という感じだ。仕事もはかどり、課題もひとつ片付いたし、おいしい野菜もたんと食べたし。あとは海を見なくちゃ。

6月17日(日) 村本

今週は娘が帰ってきた。とにかく無事帰ってきてくれたらということだけだったが、たくさんの経験を重ねたのだろう、ひと回りもふた回りも成長して帰ってきた。息子の教育実習奮闘記も毎日、おもしろおかしい。日々、工夫を重ねながら頑張っている。親としてはもう子どもたちにはかなわないな〜というのが実感。頼もしい。

そして、今日は院生や修了生たちが中心になって企画したキャリア支援のための対人援助フォーラム。一期生と二期生3名が話題提供をしてくれて、ダイアログ・パーティーという形で、小さなテーブルを巡りながら自由に語り合う。とても楽しいひと時だった。

人が育つ場にいさせてもらうというのは良いものだ。その中で自分自身も育てられる。子育ても教育も同じだなと思う。そしてチームで思いを実現させたり、組織が動いていくことを面白いなと思える今日この頃。去年の私は悲惨だったが、今年はちょっといいかも。

6月15日(金) 西

梅雨入りして一週間。今日は雨がぱらつく曇り空だったが、昨日はいいお天気だった。本社の玄関前、ベランダに色鮮やかなブルーの朝顔が咲いているのを発見。綺麗〜と感動して、事務局スタッフに尋ねると、琉球朝顔とのこと。素敵な名前。思わず写真におさめた。ポトス?も頑張って太陽に向かって伸びていこうとしている。これから、どんなふうにつるが伸びていくのかな〜と、楽しみ。お世話してくれているスタッフに感謝。

これから不安定な天候が続くが、花と緑、そして束の間の太陽に元気をもらいながら、体調を整えていこう。明日の土曜日は面接デー、日曜日はグループの予定。一つ一つを大切に・・。

 

6月10日(日)村本

瞬く間に1週間が過ぎる。

今週は、身近なところで話題になっている「別離」を観た。イランの家族模様を描いた映画だ。文化を越えて家族が抱える悩みは似ているのだとあらためて思う。大人たちの争いに巻き込まれざるを得ない子どもたちの心を思うと切なくなるが、これも文化を越えて普遍的だ。が、並行して、宗教とイランという国が置かれた状況を見せてくれる。心理描写に優れ、展開も素晴らしいなかなかの作品だった。

先週はピンクの紫陽花の苗を買い、大きな鉢に植え替えて玄関に置いたが、これが見事だ。帰宅すると優しく出迎えてくれるのが嬉しい。私は紫陽花が大好きなのだ。娘の帰国まで持つといいのだけど。

それから、季節の梅ジュースをせっせと作り、今年は梅酒にもチャレンジした。なぜか、新生姜のはちみつ漬けにも凝っている。

そして今日は仕事帰り、レインブーツを買った。格好いい系。ここ数年ずっとレインブーツは進化し続けているので、毎年買っているような気がする。雨の日も含めて、季節を楽しめるといい。

こうやって書いてみると、バタバタしたが、ちょっと気持ちに余裕のあった週だったようだ。

6月10日(日) 津村

追伸。今回の訪沖で心に残ったのは、依頼先の方が会場移動の途中でご案内くださった、嘉手納基地。この近辺に道の駅があり、この展望台から基地全体が見える。

これが視界に入らないくらい、見渡す限り!という光景。絶句した。耳をつんざく飛行機の爆音。昼夜問わず、これが繰り返される。

今も昔も沖縄は本土から大きな負担を背負わされている。あらためて、それが胸に迫ってきた。

そういえば以前の沖縄出張時が「最低でも県外」「腹案がある」、果ては“Trust Me”発言の頃。負担を背負わせた上に振り回しっ放しか!?と思うと胸が痛んでならなかった。

タクシーの運転手さんたちとそのことで話す機会があったが、良きにつけ悪しきにつけ、基地は沖縄の生活に入り込んでいて、それが沖縄の文化でもある。

基地を快適に思う人はいなくても、それがなければ生活が立ち行かない人々も少なからずいる訳で、本当に複雑な問題だ。「あっても困る、なくても困る」と言われた運転手さんがいたが、それが重い現実なのだろう。

辺野古移設といっても、美しい自然が蝕まれることは確実な訳で、それもまた沖縄県民にとっては残念だとも聞かされたことがある。

もつれにもつれてきた歴史的な背景がある以上、すっきり解決という訳にはいかないが、沖縄が背負う重さを忘れてはいけないと実感する体験だった。

そうそう、毎回素敵な「かりゆし」ウェアを見るので、一度着てみたいよねーとかーちゃん(森崎)と話した。おしゃれな柄のものがあって、いつもうっとりする。

初任保育士研修や街中を見る限り、若者たちが着ている光景は殆ど見かけないけれど、お仕事されている方たちは着用されている。これが素敵なんだよねー。いつかトライしてみよう。

6月9日(土) 津村

慌ただしく毎日が過ぎて行き、もう6月!

前回に日記を書いてからがバタバタの日々だった。

京都で子育て中の保護者向け講演
滋賀県で子育て支援者研修
大阪狭山市で子育て支援者の養成講座
寝屋川市で子育て支援者の養成講座
大阪市内で子育て支援に従事されている方の研修
奈良県生駒郡で子育て中の保護者向けの講演
奈良市の某保育園で保護者向けの講演。

くんちゃん(村本)が既に書かれている司法臨床にも1日参加させていただいた。

ロールプレイの授業協力をするのだけど、私自身がとても勉強になる。学生たちの真摯な態度にも学ばされる思いで、いつも楽しみだ。

それから定例の研究所内での講座やグループもあり、打ち合わせも何本かありという生活で目まぐるしかったけれど、さまざまな出会いがあり、そのどれもが充実していて楽しかった。

講義でお会いした皆さまに感謝。本当に一生懸命聴いてくださった。今後のご活動や子育てにとって役立つものでありますように。

さてさて、そして毎年恒例の沖縄へ。今回は沖縄の他機関からのご依頼もあり、別の仕事も増えていたので、1週間滞在という長丁場だった。

朝一番の便のため、自宅から始発に乗っても間に合わないことがわかり、出発前夜は関空近くのホテルに泊まった。その日、たまたま休みだった夫が「一緒に行く」と荷物持ちで来てくれて、空港の展望ホールで飛行機の発着陸を見る。

これが結構面白くて、望遠鏡まで使って、「わーすごい!」と言いながら、じっくり見る。アンチエイジングバイキングとかいう名前の、体に良い食材を使っているという料理を一緒に食べて、夫はラピートに乗って帰った。「快適やな〜!」と喜んでいるメールがきた。

翌朝は関空で、相棒のかーちゃん(森崎)と待ち合わせた。朝食を済ませて飛行機に。揺れが予想されるとアナウンスがあって、本当に揺れたけど、私もたくましくなったもんで、かーちゃんと打ち合わせをしたり、雑誌を読んだりして過ごす。

なぜか私は出張の時にだけ週刊誌を買う習慣があって、それが文春とか新潮。「オヤジか」と自分にツッコむ(笑)。

無事に那覇に到着。最初の仕事の依頼先の方が出迎えてくれて、EM野菜を使ったバイキングのあるホテルランチに連れて行っていただいた。野菜が甘くておいしい。びっくりー!

そして、この日の午後から研修は開始。対象は沖縄市内の認可外保育所の保育士さんたち。

前年度に沖縄で認可外保育所保育士研修をさせていただいた時に受講してくださった方たちが、自分たちのネットワークでもう一度研修を独自に企画してお呼びくださったのだ。

この時に参加されていた方たちももう一度来られていて、その時の私たちの研修がとても良かったこと、学んだことを活かして仕事されていること、また、その時にお勧めした書籍を早速使って実践されていることなどをお聞きできて、とても嬉しかった。

事後のアンケートを読む程度で、その後にどうしたかという声を生で聴く機会は少ないので、とても感激する。

あっという間に半日が終わる。初日の夜はいつも出張時に訪れる北谷町のお気に入りの店でおいしい沖縄料理を楽しんだ。

翌日は朝から研修。みっちりと学び、お昼は近くの漁協が出されている食堂で人生初?レベルで大きな伊勢海老の上にウニのソースがたっぷりかかっているという料理をいただいて大満足。なんちゅう身の大きさ。ぷりぷりだ!

食べる話が多いですね(汗)。もちろん研修も良いものを提供したいと、かーちゃん(森崎)と力を合わせて頑張った。参加者の皆さまには熱心にご参加いただき、ありがとうございました!

翌日は次の仕事に備えて移動日。前日までの依頼先の方たちに琉球村と黒糖工場、ハム工場に連れて行っていただいた。

沖縄にはゆし豆腐という料理があって、本土で言うところの「おぼろ豆腐」とか「ざる豆腐」。型に入れる前のフワフワした豆腐で、私たちはこれが大好きだが、お昼はゆし豆腐の蕎麦をいただき、大満足。麺が見えないくらい、豆腐がびっしり。

ホテルに着いて、翌日の準備を念入りに。台風が接近していて無事に研修が実施できるかドキドキ。担当者さんのドキドキはもっと大変なものだっただろう。何度か電話で、延期した場合の再調整等についても話し合う。

そして、5日(火)からは初任保育士の研修。翌朝には雨風も落ち着いていて、問題なく開催できてホッとした。5、6日の火・水曜は那覇市内で、7、8日の木金は中頭郡北谷町で、それぞれ2日間の終日研修。

毎年楽しみなのが、若者たちが本当に熱心に頑張っていて、一生懸命なことだ。今年も彼女ら、彼らの真摯な態度には胸が熱くなる思いだった。

良い仕事をしよう!という前向きな思いにあふれるアンケートを読むと、思わずじわーっとくる。「早く子どもたちに会いたくなった」という記述には、思わずほっこりする。

私たちに対するねぎらいや感謝の言葉もたくさんあったが、ありがたいことだ。そして、「いやいや、お礼を言いたいのはこっちだって」と思う。

さて、初任研修4日間を無事に終えて、昨夜に帰阪。いつも関空だけど、今回は伊丹・大阪空港へ。ここでかーちゃん(森崎)とは「お疲れさま!」と別れて、私はモノレールに。

ラッキーにも座れて(笑)、ほっ。乗り継いだ電車でも余裕で座れてありがたや。台風一過、真夏日が続いていた沖縄から、梅雨入りしたばかりの近畿に着いてびっくり。雨がひどいので夫が迎えに来てくれて、これまたありがたや。

連日睡眠不足気味だったので、ぐっすり寝て、今朝はまあまあ元気に目を覚ました。受講してくれた若者たちがこの日記を見てくれているだろうか。

皆さんのこれからの成長を心から祈り、応援し続けています。どうぞ良いお仕事を!

そして、かーちゃん(森崎)、お疲れさま!力を合わせて良い研修ができたことを感謝!

さて来週はまたまた出張(2泊だけど)がある。元気で頑張ろう。

6月3日(日) 西

あっという間に6月に入った。前回日記を書いてから二週間。日々やるべきことに取り組むなかで、時間が過ぎていく。毎日新たな気づきや学びを得ながら働けていることは有り難い。

先週、今週と、専門看護師を志している院生さんへの授業もあった。非常勤講師として教えるようになってもう4年目。学生さんは皆、社会経験を経てから院に入られているので、現場で感じてきた課題や疑問など、問題意識をもっている。そのニーズや授業の目的に、自分がどう役立てられるか・・と毎年試行錯誤するのも自分の学びになる。今年は、DV・虐待の話に二コマとったが、学生さんが熱心に学んでくれ、希望を感じてとても嬉しかった。今年から後期の授業もあるので、秋の再会を楽しみに授業案を考えていこう。

そして今日は司法臨床の授業に参加。弁護士の先生から、親権とは何か、親権についての議論を聞けて、とても勉強になった。学生さんたちの熱心さにも、いつも刺激を受ける。若者の学ぶ姿勢に希望を感じて、また明日から私も頑張っていこう〜と活力をいただいた。

今月末は研修に参加するため渡米の予定。初めてのアメリカ行きに、6月に入ってからワクワクと緊張と不安で、ドキドキ・モード。ドキドキを落ち着かせて、地に足つけてやるべきことをやり、準備をしなければ・・と自分に言い聞かせていたが、不安も感じていることに気がついた。でも、今日の授業に参加させていただき、学びの機会を得るなかで、不安から忘れかけていた本来の目的に立ち返ることができた。今回の目的は、子どものトラウマ治療について学ぶこと。特に、性的虐待を受けた子どものトラウマ・ケアについて役立てたいと思ってのこと。実際、どう今後の役に立つかはわからないが、でも自分の問題意識から、今大事だと思うことに取り組むことが、何がしか次につながるのではないか。一つ一つが挑戦だけど、目の前の壁を乗り越えられるよう取り組むなかで、道は開かれると信じて進んでいくとしよう。

6月3日(日) 村本

集中講義「司法臨床」の最終日。今日だけは午後から3コマだったので、いつもはお弁当を持っていくが、京都駅で簡単なランチ。スバコのイタリアンに入ったのだけど、季節限定の「桜えびとチェリートマトのピザ」というのがすご〜くおいしくてニコニコ。

吉田先生の「親権」の議論を興味深く聞き、面会に関する珍しく感心な判例を読み、少し法的な頭になったところで、本日のロールプレイ。いつもながらにスタッフの協力を得て、少しずつ難易度を増していく。家庭での性的虐待事例をやったが、学生と一緒に議論したり勉強したりするのは楽しい。そして、例年どおり援助者のセルフケアで終える。

それにしても、学生たちが熱心で、休憩時間ごとに行列をつくって質問に並ぶ姿に感心する。今時、こんなに学生たちが熱心な授業ってあるのだろうか!?しっかりと理解したい、良い援助者になりたいという熱意が伝わってきて頼もしい。日曜ごとに丸1日つぶれるのは辛くないこともないが、振り返れば終わってしまうのが残念なような気さえする、講師の側も満足度の高い授業である。

そして、気づけば、あっという間に6月だ。娘は留学を終え、東欧を巡ってもうすぐ帰ってくるらしい。ブルガリア、セルビア、ボスニア、トルコ・・・、なんとなく戦争を思い出してしまうが、無事に帰ってきてください。通天閣で金のハッピを着て楽しくバイトしていた息子の方は、教育実習が始まり、さっそく苦労しているようだ。まっ、何事も経験。子どもたちには「就活はいらん」ときっぱり言ってきたが、何をするにしても、とにかく目の前のひとつひとつのことを一生懸命やることあるのみ。将来に何の当てもないが、自分の食い扶持さえ稼いでくれたらそれでいい。

私自身もいつものように次々とやるべき課題が同時並行的にあるが、それでも、去年よりは少し落ち着いて働くことができているような気がする。時々は頭がいっぱいになって不眠症気味になってしまうこともあるが、日々、修正しつつ。堂々と50代だし、もっと自分の器を鍛えたいものだ。