2012年2月 (スタッフの日記バックナンバー)

2月29日(水) 村本

バタバタと準備をして、シュトットガルトに来た。乗り継ぎのフランクフルトでスト中だったので、少し心配していたが、無事に到着して安堵した。なにしろ、何年か前、ストの影響で、スーツケースが3日間出てこなかった苦い経験がある。眠れない長い道中、いつものように映画を楽しんだ。シュトットガルトには4日間滞在するが、隣に大きなスーパーマーケットがあるので、フルーツや飲み物を買いこみ、結構快適である。あまりに安いので自分用にバラの花束まで買ってしまった。

毎日、盛りだくさんのハードスケジュールであるが、調査内容はなかなか興味深い。また詳しくは次号のトピックで紹介しようと思っているが、家族、あるいは親子というものに対する社会のとらえ方が変化し、制度変更が余儀なくされ変化していく移行状況が面白い。それにしても、ドイツの、子どもの権利を守ろうとする社会の意思というか市民の意識には感銘を受けた。戦後責任や原発などに対する意思決定とも密接に関わっているような気もする。

明日は真夜中までスケジュールが詰まっているので、今夜はみなさんとの食事をパスさせてもらい、準備も兼ねて、ドイツの法制度について少し頭の整理をする予定。

2月26日(日) 西

前回日記を書いてから、あっという間に三週間が過ぎた。

この三週間、平日は臨床を中心に、講師の仕事が二つ、派遣カウンセリングでの出張・・など。そして今日は、NPOのDV子どもプロジェクトの活動で、一時保護所への派遣プログラムに参加。振り返ると、二月は毎週日曜日も仕事や活動で出かけていたことになる。一時、風邪をひきかけ(といっても、熱も咳もなく)、一晩とてもしんどかったが、鍼灸治療のおかげで、すっきり回復。まあまあ、ほどよく元気に過ごせていることに、感謝。

今日の派遣プログラムでは、母グループのコ・ファシリティターを担当。ペアで、アロマ・ハンドマッサージを行ったが、この時間は、ほんとうにほっこり〜、リラックスだった。ペア・ハンドマッサージは、マッサージさせてもらうときも、してもらうときも、気持ちがよい。思わず、眠くなってくる。ペアになった方には、肩凝りにきくツボ「手の三里」と「合谷(ごうこく)」も教えて頂き、これがとっても効いた。たまには、こうして、「ゆったり〜とした時間の流れ」を感じれるのはいいなぁ〜。参加して下さったお母さん達にも、喜んでいただけて、よかった。

夜は、娘と一緒に、昨晩録画しておいたNHKのEテレ「コロンビア白熱教室」の第三回目をみる。アメリカ・ニューヨークにあるコロンビア大学のアイエンガー教授の講義で、テーマは「選択」。先月末に、この番組をたまたま見かけ、これは面白いと、今、毎週楽しみにしている。

アイエンガー教授は、両親がインド人で厳しいシーク教徒、さらに高校のときに病気で視力を失っており、幼い頃から、食べるものから通う学校、将来の職業、結婚相手に至るまで、すべてあらかじめ決められているかのように感じていたと言う。一方で、アメリカの教育を受ける中で、「自分で選ぶ」ことこそ「力」であると思い至り、選択の余地がなかった自分の運命から、「選択」を研究テーマに選んだと言う。

第一回目は「あなたの人生を決めるのは、偶然? 選択?」がテーマ。番組を見ながら、「運命」、「偶然」、「選択」をキーワードに、自分自身の人生を、一つの物語として振り返ってみたが、なかなか面白かった。二回目のテーマは「選択しているのは本当にあなた自身?」。自分では選択しているつもりでも、文化や社会、周囲の影響を受けていることがよくわかった。選択の文化差も面白かった。そして本日、第三回目のテーマは、「選択日記のすすめ」。よりよい選択は、<情報に基づく直感を養う>ことで可能になると言う。そのためには、人それぞれに選択の特徴やパターンがあるので、定期的に「くだした選択」を振り返り、思考のプロセスから、うまくいったこと、いかなかったことまで見直すのが大事なようだ。何事も練習、積み重ねが大事なんだな〜、と学ばせて頂いた。「選択日記」も、一度試してみよう。

これから一か月も予定が詰まっているが、毎日、よい時間を過ごせるよう、日々の選択を大事にしていこう。

2月22日(水) 津村

瞬く間に過ぎて行く毎日。今日は少し暖かくなって、ほっこり。春はそこまで来てるんだな。

ニュージーラント大地震から今日で1年だとか。程なくして東日本大震災があったため、その後の報道をあまり見かけずだったが、ビル倒壊で多くの日本人留学生の若者たちが亡くなった。我が子と同世代の子どもたちだ。

当時の捜索中止の報道には、彼らやその親御さんの気持ちはどんなだろうと、本当にやりきれない思いがした。

語学学校が入っていたCTVビルの倒壊がとりわけ甚だしく、犠牲者が多かったことに私たちは驚いたけれど、遺族が原因の徹底解明と責任の明確化をあらためて申し入れたという報道があった。

何が起きたのか、きちんと解明があってほしいものだ。亡くなられた方々の冥福をあらためて祈りつつ、今後を見守り続けたい。

さてさて、月曜日は八尾市へ行った。子育て支援者のための研修。とても熱心な方たちで、アンケートにも前向きなお声がずらりと並んだ。なんと頼もしいことだ。日頃の活動を見直す機会にしていただけたようで、今後に繋げてくださればと願うばかり。

明日は池田市へ。幼稚園児の保護者対象の講演会。そして明後日からは群馬県へ。子育て支援者のための2日間の集中研修が土日にある。

かーちゃん(森崎)と佳代ちゃん(渡邉)と3人で向かう。毎年夏に実施する、私たちの熱闘甲子園「キッズ・サポーター・スキルアップ講座」の講師陣だ。

キッズ・サポーター・スキルアップ講座はいまやキャンセル待ちが出るような人気の講座になった。職員研修として利用してくれる子育て支援機関や保育園・保育所も多く、ありがたいことだ。

今回のように出前?のように他府県で実施するという方法も複数お受けしているが、群馬開催は初めて。個人的にも群馬県に行くのは初めて。週末は寒さが和らぐという予報。土曜が雨になるという予報も出ていて天候が気になるところだけど、新しい出会いをとても楽しみにしている。

2月19日(日) 村本

今日は、開業臨床における他機関連携の話題提供を頼まれていたので、朝から1日研修会へ。研修会にはめったに参加しないが、時代の変化を感じたり、ホットな情報を得たりして、たまにはこういう機会も必要だなと思う。と言っても、私の鞄には、古めかしくも学んだことを書き留めておくノートが1冊入っているのだが、これを見る限り、最低月1回は人の話を聴いて勉強しているようだ。我ながら上出来だと思ったが、さてどうだろう!?

聴衆にとって私の話がどうだったかはわからないが、自分にとっては、立ち止まって、「うん、うん、これでいいのだ」という方向性の確認と、これからやるべき課題が見えたような気がする。課題とは、さまざまな次元での次世代育成に関わることである。同時に、何らかの形で自分が関わってきた次世代の働きぶりは、自分の手柄ではないのに、それでも嬉しく自慢でならない。

ところで、最近、忘れ物、落し物がめっきり多くなった。これまでほとんどないことだったが、ここのところ急激にいろいろなものを忘れたり、落としたりしては、見つかったり、見つからなかったり。今日も、行きの電車で手袋片方を失くし、探しに戻っても見つからなくてへこんだが、途中、落し物センターから電話が入り、無事、帰りに戻ってきてくれた。この冬、手袋を失くすのは3回目。1回目はローマで買ったおしゃれな皮の手袋で結局見つからず、2回目、3回目はオーストラリアで買ったアグのぬくぬく手袋で、これは2回とも帰ってきてくれた。もうひとつプレゼントにもらった手袋があるのだが、なんだか失くしそうな気がして使えない。

現在は、ペンケースが行方不明状態。それほど重要なものは入っていないが、ひとつだけ、マイ万年筆が入っている。明日、大学にあることを祈るばかりだ。これも老化現象の一部なのだろう。だんだん自分の自信がなくなってくると、重要なものは使わない方がいいような気もしてくる。夫などは、もともと、なんでも失くしやすいからと百均を愛用しているが、何を隠そう、私はモノにこだわるタイプなのだ。どうしたものか。落ち込んでいても仕方ないので、すべてはご縁だと思い、失くしても、たぶんどこかで誰かが拾って使ってくれているのだろうと思うようにはしているが。これから悪くなっても、改善することはないだろう。う〜ん。

2月19日(日) 津村

三重県に向かう近鉄特急の中でパソコンを広げている。日曜なので、子ども連れの行楽客が多く、車内は可愛い声でにぎやか。

いま伊賀神戸あたり。職場のみんなで宿泊研修に何度か行った青山リゾートを思い出す。外は一面銀世界。車内の子どもたちが大喜びで「雪や」「あ、また雪や」「あっちも雪や」とはしゃいでいて、思わず私もにんまり。←挙動不審(笑)?

あっという間に、2月も下旬。本当に瞬く間にといった感じだ。怒涛の年度末ハードスケジュールの中、体もこわすことなく、何とか乗り越えてきている。

さてさて、こないだ書いた日記はと読み返してみると5日(日)だ。半月経過!では、その後の講師活動報告。

島根県浜田市に行き、福祉職対象のメンタルヘルス研修。朝から夕方までみっちりだったが、参加者の皆さんがとても熱心で良い雰囲気だった。

主催者の方が早速アンケート結果を送ってくださった。

「現場で実際に展開できると思いました」

「自分の職場を照らし合わせて考えていくことができて良かった」

「職場の良い人間関係づくりは援助サービスの質の向上につながると学んだ。良い職場づくりを心がけたい」

といった、今後に活かそうとするお声が大半で、嬉しい気持ち。

浜田は島根県西部、日本海に面していて魚がおいしいことでも有名。のどぐろ、ふぐ、寒ぶり、牡蠣といったメニューを楽しんできた。

松江や米子というと積雪のニュースでよく見るが、同じ島根でも海沿いの浜田に積雪はまずないのだそう。そのかわり強風が名物のようなものだとかで、向かい風の時などは本気で歩いても前に進まないレベルなのだとか。

さて、浜田から帰って、寝屋川市へ。前年度も伺った子育て支援ボランティアの養成講座へ。子育て支援の現場にくるシニアの女性たちは本当にとても元気。パワフルで気持ちが良い。

「でもさ、先生の話を聴いてから、相手に寄り添うことに力を使わなくっちゃ、もっと勉強しようと思うようになったんよ」と前年度も参加してくれた方が言ってくださる。講師冥利に尽きる一言。

そして生駒市にも。こちらも子育て支援ボランティアの養成講座、最終回。たいへん意識の高い活動をされているのだとかーちゃん(森崎)に後に聞いたが、うん、そうだろうなと感じた。

子育て支援の講義は続く。次は大阪市某区へ。民生児童委員や地元で子育てサロンをされている方たち対象の講義に。

終了後に「ものすごく勉強になりました!」とお声をかけに来てくださる方が複数いらっしゃり、「先生、握手してください」と言う方も(笑)。

有名人ではない割に、たまにこういうことがある。元気が出る効果でもありそうに思われるのか?本当は「良い学びだった」というお声がけに、こちらがパワーをもらっているのだけど。

某ご依頼先の担当者さんから「津村先生の話はわかりやすく楽しく、しかも心に染み入る金言があちこちに散りばめられている」といったお声をいただき、とても嬉しかった。ありがたいことだ。

私の講義に輝くものがあるのだとすれば、それは女性ライフサイクル研究所の中で拾ったダイヤモンドダストだと思う。ここで学び、鍛えられる中で、私にもそれを拾って少しでも魅力的に伝えようとする力が身についてきたのだろう。

時代感覚に敏感でありながらも、やすやすとは流されぬ軸足を持ち、全体像をつかむ。主催者の開催やニーズを満たし、参加者の満足度を高める講義をしながらも、大切なことを丁寧に伝えてゆこうとする講義ができればと常に思う。これは私が女性ライフサイクル研究所で学んだことだ。感謝。

この感謝を仕事で返してゆければいいなと思う。さて、今週は八尾市、池田市。そして群馬県前橋市にかーちゃん(森崎)、佳代ちゃん(渡邉)の3人、キッズ・サポーター・スキルアップ講座講師陣メンバーで子育て支援者の研修へ出向く。はじめての群馬、楽しみだな。

2月8日(水) 村本

雪の舞う別府でご機嫌に温泉に入り、帰ってきた。飛行機が30分遅れ、空港でパソコンを開き、せっせと仕事をしていたら、知人から英語のメールが入り、「イギリスに来ているが、財布をなくし、困っているので、至急、送金してもらえないだろうか」という内容。どうにも怪しい点が多いのだが、それでも、本当に困っているのなら大変だし・・・と思うと完全に無視することもできず、短く質問を返してみた。自宅に帰り、パソコンを開けると返信がきていたが、やはり怪しい。明日になったら彼女の職場に電話して確認してみようと思うが(何しろ電話番号も知らない程度の知人なのだ)、やはり心配ではあるので、あれこれ調べてみた。

わかったことは、これは「国際版振り込め詐欺」だということ。似たような文面の被害例が出ており、また、最初のアドレスと返信元のアドレスが微妙に変わるとあったので、確認してみると、確かにそうだった。あ〜、これでやっと安心した。息子からは、「お母さんは危なっかしい。こういうのに返信したらいけない」と注意されたが、それでも、本当に知人が海外で困っていたら・・・と思うとね〜。みなさんもご注意を!

2月7日(火) 村本

久しぶりの講演旅行。熊本で2日+1日の研修をし、ゆうべは九重に泊まり、今日は大分で講演をして、別府に来た。実は出発前に風邪をひいて、「気合で跳ね飛ばす」と豪語していたが、結局、負けて熱まで出てしまった。薬を飲み、なんとか合間、合間で休養を取りながらやりこなし(どんな状態でも普通に仕事はできるのだ)、ようやく回復の兆し。

毎日、楽しく充実している。西も書いているように、志を同じくする仲間たちと共に語り、学ぶのは、本当に自分の力になる。一応、私が講師をつとめる研修ということになっているが、これは、ある種の口実のようなものかもしれない。本当のところ、皆の学びは、私の働きというよりは場が生み出しているものである。こんなネットワークが全国に拡がっていくといい。

そして、温泉。帰る頃には、すっかり風邪も治りそうだ。

2月6日(月) 西

2月になってはじめての日記。大阪は今日は小雨、寒い日が続いている。

昨日、一昨日と熊本に行ってきた。村本が長年継続して関わっている婦人相談員さんたちの研修に同行させてもらった。婦人相談員さん達との研修での体験は、村本から折に触れて「すごく、よかった」と聞かせてもらったり、村本の著作物やトピックなども(売春防止法と婦人相談員 http://www.flcflc.com/muramoto/10/index.html) 読ませてもらい、感銘を受けていた。私自身も、村本との<つながり>から、福岡、山口、長崎、熊本の支援者研修に講師として行かせて頂き、少しずつご縁があったこともあり、ぜひ、相談員さんの継続研修にも参加させていただければ・・と願ってのことであった。

相談員の皆さまにとって安全で安心できる場、大切な場に参加させて頂いたことに、改めて感謝の気持ちです。女性や子どもを見守り続けるあたたかい眼差し、大地に根付く粘り強さや力強さ、信頼のつながり、蓄積された経験・・など、皆さんの生きる姿勢、支援の姿勢に心から胸を打たれた。お一人お一人に、尊敬の気持ちだった。一つ一つの言葉が、しみじみと胸に染みわたり、私が話をする順番のときには、思わず涙が出てきてしまい・・自分でも驚いた。

なんの涙だったのだろう・・。うまく言葉に表せられないが、その一つは、共感できて、共有できる有難さと嬉しさだったのかな・・と思われる。日々の臨床のなかで、自分にできることをと・・できるだけのことをしたいと思うが、自分の限界をひしひしと感じることもある。自分の限界は受け入れるしかないし、限界を受け入れることが大切であると思うが、自分の無力さに心が痛むこともある。しかし、こうして相互信頼の温かいつながりを感じさせて頂くなかで、自分の限界を受け入れることは、ありのままを謙虚に受け入れることなのだと、気づかせて頂いた。謙虚な気持ちで向き合いながら、希望を見失わず・・・、学ばせていただいたことは、これからの支援のなかで届けていければと思う。

さて、今月は講師、NPOボランティアなどもあり、予定が詰まっている。睡眠不足には気をつけて、元気に過ごせるよう気持ちを引き締めていこう〜。

2月5日(日) 津村

徳島県に向かう高速バスの中だ。早いもので、もう2月。毎年の年度末に「早い!早い!」と騒いでいるが、今年もやはり同じ。

月末に日記を書いたので、2月1日(水)のことから。西宮市へ。子育て支援者の研修。以前に一度、子育ての講演でお伺いしたことがあった。その時の担当者さんと元気に再会。とても熱心な方たちがいて、「目からウロコです!もっと学びたいです」と終了後、その場でキッズ・サポーター・スキルアップ講座を申し込まれた方もいらっしゃった。

学ぶ意欲のある方、活動に熱意のある方たちに会うと、こちらが居住まいを正したくなる。こういう方たちの温かい思いに支えられ、子育て支援はあらゆる地域で実施できているのだと思う。

そして2日(木)は大阪市内で福祉職対象のメンタルヘルス研修。9時半から17時半という長丁場だったけど、最後まで皆さんの集中も途切れず、熱心な態度でご参加いただくことができてホッとした。

アンケートには今後の生活を改善していこうとする前向きな記述がずらりとあって、とても嬉しかった。「新人の頃にもこの研修を受けました」と書いていた方もいた。それなのに、もう一度ご受講くださり、感謝。

女性ライフサイクル研究所の仲間たちと毎年夏に実施してきた「キッズ・サポーター・スキルアップ講座」も、実はリビート参加者が多い。私の研修でも、もう何度か聞いていますという保育士さんに会うことがわりとある。

「キッズ・サポーター・スキルアップ講座」はその時々のニーズによって微調整しているものの、大きなプログラムは変わっていないので、少し恐縮したくなるが、「毎回、落ちるところが違うんです」「自分のメンテナンスのために必要なんです」というお声をいただく。こんな時もまた、私は居住まいを正したい思いになる。

貴重な時間を割いて足を運んでくださった方たちが「来て良かった」と何がしかの気づきやスキルを持ち帰れるような実りある研修をしたいと思うばかり。

そして3日(金)は、このところ休日がなかった私にとって、「奇跡の休日」(笑)。ゆっくり過ごそうと思ったら、次から次へと対応に追われる1日になった。それでも在宅できていたからこそじっくりと対応できたことばかりで、意味ある1日になったんじゃないかな。慌ただしかったけど、元気にすべてクリアできて良かった。

そして昨日、4日(土)は奈良県大和郡山市で保育士研修だった。市内の民間保育園の保育士たちが50〜60名くらい集まられていた。

このご縁がとても面白い。この研修に私を推薦してくださった保育士さんは、市内の保育園に勤務されているが、一昨年に私が講義した、芸術教育研究所主催の「夏の芸術教育学校」という保育士や幼稚園教諭対象の終日研修に参加されていた。

くんちゃん(村本)からこのお仕事を引き継いで、もう何年かになるが、そこでの出会いだったのだ。大規模な研修だから、講師も十数名いたりして、思い思いのテーマを選んでの受講になる。

そして、この研修最後のグループ・ディスカッションで彼女は、同じグループの保育士さんから、「うちの園に津村先生来てもらったことあるんですよー」という話を聞いたのだそうだ。それならうちの園にも是非と、保護者対象の講演会を企画してくださり、その年の冬に、私はこの園に伺った。

この時の講演会がとても好評だったとかで、補講用にビデオ撮影をされていたのだが、その評判を聞いた当日は欠席した保護者たちから、「自分たちも是非聞きたい」というお声が複数あがり、懇談会の日に一室を解放して、上映会をされたのだそうだ。

私は基本的に録音・撮影はお断わりしているが、主催者が内部で記録用や補講用に使われ、外部に持ち出さない場合のみ、お受けしている。

その上映会にもたくさんの保護者が参加され、当日は保育業務で参加できなかった保育士さんたちもご覧になったのだとか。そこまで補講用のビデオをご活用いただいという話は初めて聞いた。嬉しいものだ。

そんなこんなで、また今回ご依頼をいただいたのだけど、今回もまた熱心な保育士さんたちがたくさんいらっしゃった。特にベテランの方たちの頷き方は深いというか、さまざまな経験に裏打ちされたものがにじみ出る感じがする。すごいもんだなと思う。

若手の方たちの熱心な表情も印象的だった。信頼される温かく丁寧で誠実な仕事をする良きベテランへと育ってほしいと願うばかり。

さてさて、そして今日は午後から徳島市内で学童保育指導員の研修だ。高速バスからは海が見えるだろうから、いまから楽しみだ。懐かしの?というか、毎年の女性ライフサイクル研究所宿泊研修で楽しむ景色なので、また楽しい思い出が蘇る感じ。

明日は島根県浜田市に行く。明後日は浜田市内で高齢者施設に勤務する福祉職対象の終日研修。終了後、夜遅くに帰阪する。

浜田には結構大きな水族館があり、実はここに行こうと決めていたのだが、このところ、イマイチな体調モードの日々だったので、今回は自粛して、ゆっくりコースを選択した。

浜田には次年度も行く予定が決まっているので、必ず次は行くぞ!お魚がとてもおいしいところなので、それが楽しみかな。

怒涛の年度末ハードスケジュールも、このあたりで少し落ち着きを見せる。もうひと踏ん張り。

2月1日(水) 村本

毎年恒例のコミュニティ心理学の集中講義が終わった。この授業は、例年、感動とともに終えるのだが、今年は、いつもにも増して満ち足りた気分である。スタートラインからして、どういうわけか、皆、熱心で、よく考える学生たちだった。終了して初めて認識したが、ドロップアウトが一人も出なかった。こんなことは、どんなグループでもまずないことだ。二日目のレポートでは、すでにいつもの最終日の地点に到達し、最終レポートでは、さらにクリアに洞察が深まった感がある。なかには、辛い過去を振り返りながら、力強く前に一歩踏み出そうとする決意を語ったものも複数あり、読んでいて涙が出そうだ。

何が良かったのか?たぶん、ゲストとして話してくれたうちのスタッフたちも良かったのだろう。話はもちろんのことだが、それぞれの個性と雰囲気。全体を通じて、学生たちが「暖かさ」を感じてくれていることがわかる。知的に学びながら、自分の成長に結びついていくというのは理想的だ。こちらがエンパワーされる。

きのうの企画コンペは楽しかった。グループに分かれて、コミュニティの気になる問題を取り上げ、改善のためのプロジェクト企画を練り、発表し合って、コンペをする。若者らしい柔軟な楽しい企画が続出して、聞いているだけでワクワクした。この子たちは、すでに自分の子たちよりも若い層になりつつあるが、未来は決して暗くないかも!?と思えた。

例年、この集中講義のために、京都に泊まり込む。京都駅付近のホテルを制覇しつつ、グルメを楽しんでいる。朝のモーニングを楽しみにしているが、いろいろ試しても、やっぱり、老舗カフェが一番だ。小川コーヒーのホットサンドとイノダコーヒーのサンドイッチ(昔はエビかつが気に入ってたが)。お昼は、「香の川製麺」の「豚・牛蒡」にハマり、二日続けて食べてしまった。デザートでは、「焦がしバウム」と「いちごぜんざい」。ハードスケジュールのなかで、束の間の楽しいひと時だ。

この間に、修論締め切りもあり、月曜の晩はいろいろあった。すべては、懐かしい思い出となることだろう。学生たちにとっても大切な人生のヒトコマだ。忙しいけれど、満足して働けることに感謝しよう。