2011年12月 (スタッフの日記バックナンバー)

12月30日(金) 村本

年内の仕事をなんとか済ませ(正確に言えば、ひとつを持越し)、スペインに来ている。車でアンダルシアを巡り、昨夜はロンダに。映画「アンダルシア」(あんまりおもしろくなかったけど・・・)に出てくる絶壁の街だ。スペインは初めてだが、文化も自然も実にエキサイティング。食べ物とワインもおいしい。 これから、地中海に面したコスタ・デル・ソルへ移動して、お正月を迎える。詳しくはまた。

12月30日(金) 津村

夫が今日の午前で遅い仕事納め。娘も昨夜帰宅したので、今夜から家族でのんびり過ごせることになる。そうそう、昨日は、犬の薬をもらいに動物病院にも行った。満員!

私の前のご夫婦は、施設から引き取ったばかりだという猫ちゃん2匹の健康診断らしい。怪我がないかとか、寄生虫だの感染だのを調べてもらっていたようだった。安心できる場所に引き取ってもらえて良い年が越せるねと、他の人が猫ちゃんたちが声をかけられていた。

動物病院には、震災被害に遭った動物たちの支援の募金箱があり、支援活動の写真などが貼り出されている。ガリガリに痩せこけた犬が支援者を飼い主と間違えて寄ってきたが、捕獲後に死亡したとか、警戒心が強くとうとう捕獲できなかった犬の写真などがある。動物たちの安心を願い飼い主たちも気持ちを募金に添える。飼い主がどんなに無念だっただろうかとも思う。既に2回、動物支援に寄付が済んだという報告も貼ってあった。

猫ちゃんたちを見ていると、思わず生後間もない我が家の猫を拾って、動物病院に運んだ日のことを思い出す。娘がまだ小学生だったのだから、もう10年以上前のこと。衰弱していたので何日か保育器に入った。片目が開いていず、このままだとメスを入れなくてはいけないかもと言われたが、何とか目が開き、大丈夫だった。

その名残で、うちの猫は、やぶにらみのちょっと怖い顔ではあるけど、そこは飼い主バカで、可愛くて仕方がない。カツオブシが大好きで、呼べば絶対にやってくるという賢い子だ。

犬も心臓が悪いと言われながら、まもなく16歳。人間でいうと80歳。薬を飲んでも良くなることはないので、時々苦しげにするけど、頑張って長生きしてくれている。少しでも楽に過ごせればいいな。

さてさて、これが年内最終の日記になると思いますが、さまざまな形で女性ライフサイクル研究所とご縁のあった皆さま、お世話になった皆さま、今年も本当にありがとうございました。

私自身、講演や研修の場で、頑張って良い仕事をされていらっしゃる方たちとお目にかかることができて、励まされたり良い刺激をいただいたり、支えられたりした。

日頃忙しい、忙しいと日記には書くけれど、仕事は楽しい。そして楽しい仕事ができることに幸せを感じる。来年もとにかく健康で仕事に精を出す日々を楽しみたいと思う。

欲を言えば、オフモードの充実も目指しつつ(汗笑)。

来年も宜しくお願いいたします。皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

12月29日(木) 西

昨日は兼務先の病院での仕事納め、今日は本社での仕事納めだった。昨日、今日との面接を終えて、しみじみ・・。今年がもうすぐ終わろうとする今、感謝の気持ちで今年の仕事を終えることができた。クライエントさんお一人お一人が、懸命に生きていることに、深く敬意を感じる。援助者として、その関わりのなかで私自身がたくさん学ばせて頂いている。そして、「今、ここ」で、お一人お一人にとっての、かけがえのない時間、人生のある一時期を共にさせて頂いている。それは本当に有難いことと、しみじみと感謝の気持ちだった。

今年で三年間のソマティック・エクスペリエンス(SE)のトレーニングを終えたが、トラウマと身体についての理論と技術とを学ばせて頂くことができたことも、しみじみと有難いと感謝だった。身体には自然治癒力が備わっていること、その治癒力を引き出すお手伝いをさせて頂けることに、心から喜びを感じる。クライエントさんが「ほっとした・・」「楽になった・・」「すっきりした・・」「おもしろい・・」「不思議〜」と言って下さるとき、私自身も本当にうれしい。勇気をもってカウンセリングの扉をたたいて下さり、信頼を寄せようとして下さる皆さまのお気持ちに応えられるよう、これからも切磋琢磨していかなければと思う。より安全に、安心して、回復への道のりを歩めるように・・トラウマへの理解を更に深めていきたいと思う。

昨日、電車のなかで『トラウマをヨーガで克服する』(D・エマーソン、E・ホッパー著、伊藤訳、紀伊国屋書店)に目を通した。SEの開発者、ピーター・リヴァインが「まえがき」を書いており、トラウマ研究の第一人者、ヴァン・デア・コークも、このヨガ・プログラムの開発に関わっている。この本では、トラウマ反応と治療法の歴史、トラウマを受けると身体がどうなるかなど、とてもわかりやすく書かれている。この本で紹介されている「トラウマ・センシティブ・ヨーガ」の四つのテーマは、「今、この瞬間を経験する」「選択する」「有効な行動をとる」「リズムをつくる」こと。SEで、身体にアプローチしていることと、基本的なところは共通している。しかも、わかりやすくて、実践的。いろんなヨガのポーズも紹介されているので、ぜひ自分でもやってみたい。まだ読んでいる途中だが、読んでてワクワク・・するので、紹介させて頂きました!

今年もあと二日となりました。今年も皆さまからあたたかいご支援を頂き、感謝いたします。来年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまもどうぞよいお年をお迎えくださいませ。

12月29日(木) 津村

年明け以降の講演のレジュメ作成はナンボでもあるけど、とりあえず、年内に片付けなければならないことは済んだ。ホッとしている。

講演であちこち飛び回っているので信じてもらえないのだけど、女性ライフサイクル研究所の仲間たちは、私がインドア系人間だということをよく知っている。

先日、〇イソーで見つけたリリアンセット!懐かしさに感激して買ってしまい、「やる暇あるんかい」と自分で自分にツッコんでいたけど、やり始めたら止まらなくなった。読みたい本も山ほどあるんだけどな(汗笑)。インドア系の冬休みの始まりは、こんなものです(笑)。

今日は溜まっていた録画番組を見ながら雑務をした。大掃除?あぁ〜とっくに私の辞書から消えている言葉だけど、娘は昨日で仕事納めながら、自分の家を大掃除してから、こちらに戻ってくるのだとか。母に似ず、感心だ。

このところ、食べ過ぎているので、いかん!と反省。一昨日は実家のお餅つきを手伝いに行った。普段は忙しさにかまけて実家に行くことは殆どないが、高齢の両親だけでは大変だろうから、これだけは行くことにしている。

私の子ども時代は本当に杵と臼でついていたけど、今はさすがに機械になった。それでも1斗ものお餅をつくから大変。「斗」なんて単位、私はこの時しか使わないぞ(笑)。

食べ過ぎを反省して、わざと電車をかなり手前で降り、1時間ほど歩いて帰宅した。いったん帰宅したその後もまた1時間近く歩いて出かけたのだけど、翌朝から足のつけ根の内側あたりの筋肉痛で弱っている。

翌日に痛みが出たことについては、自分で自分をホメてやりたいが(笑)、いかんー。湿布するにも貼りにくい。「バンテリンのジェルが良い」という情報を教えてもらった。なるほど!ぽん!←膝を打つ音

この休暇も、動かず食べることには注意。食べたら回せ。フープを頑張ろう。これを何千回も連続で回せるようになって嬉しいのだけど、正直、数えるのが面倒くさい。100まで数えて、100ずつで指を折って・・・とややこしいことをする。これは途中で夫に話しかけられると、もうわからなくなる(笑)。

・・・とボヤいたら、やはりフープを始めたという友人が「100円均一でカウンターチェッカーを買って、それで数えてる」と教えてくれた。最近は回転数ではなく時間を見るようにしていたが、なるほど、それは良いカウント方法だ。また100均に行かなくては(笑)。

さてさて、あっという間に1日は過ぎる。風邪をひかないようにしなくては。

12月24日(土) 西

今日はクリスマス・イヴ☆ といっても、いつもと同じく自宅でパソコンに向かっている。でも、心は満足モード。新しく仕入れた葉加瀬太郎のCDがとてもよくって、音楽を聞きながら、心地いい気分でいる。ヴァイオリンの流れるような美しい音色が、うっとり、しっとりと心に染みいる。そして、リズミカルで心躍るようなドラムやパーカッションは、ドキドキと心躍る気持ちにさせてくれる。

一昨日、今年最後の講師の仕事が終って、ほっと一息。女性相談員の皆さまへの研修で、全6回のうち3回が終わった。担当の皆さまと打ち合わせをしながら、そして参加者の皆さまからアンケートも頂きながら、少しでも現場のニーズに合うようにと、試行錯誤しているが、いろいろと考えるのは結構好きなことだなと思う。何が必要とされているか、求められているか、役に立つか、それをどのように伝えられるか、どう届けられるか・・とあれこれ考えるのは、どこかカウンセリングとも似ている。毎回終ったあとに、コミュニケーション・カードを書いてもらっているが、そこで書いて下さることが、とても励みになる。嬉しく思ったり、反省したり、次回へのヒントを頂いたり・・と、私自身もいろいろと気づかされる。誠実に、熱心に学ぼうとする姿勢にも心を打たれる。こうして継続してお会いするなかで、つながりを感じさせて頂けることに、感謝。カウンセリングでも、講師の仕事でも、人との相互のやりとり、コミュニケーションが好きだなと思う。

先週は、また別の相談員さんの研修のため、ミーティングに参加させて頂いた。ボランティアベースの相談のお仕事だが、皆さま方が熱心に問題を共有し、解決を導き出していく姿に心を打たれた。日本で暮らす外国人の方のために、子育て支援から医療、福祉まで、コミュニティにつなげる支援をなさっている。少しでもお役にたてるように、いろいろと内容を考えてみたい。

今年の仕事はあと面接のみ、残すところあと4日となった。一日一日を大切に・・・過ごしていこう。

12月23日(金) 津村

寒い毎日が続く。週末はもっと寒くなるというから、もしかしたら、ホワイトクリスマス?あと1週間で今年が終わるんやなあ。本当に早いと毎日のように思う。

昨日は健やか奈良支援財団主催のまほろばシニアリーダーカレッジで講義をした。これは地域を担うリーダー養成を目的にシニアが長期間に渡って学ぶ講座だ。

私の講座のみ一般にも公開されるが、「子育て・孫育て理解セミナー」と題して、いまの子育ての理解や、地域の子どもたちへの支援について学んでいただく。3年連続講義を受け持っている。

地域の名士的な人たちが集う場でもあるのだろう。多くは男性だ。子育て支援の場には決して来ない層が集う場なので、「なんで子育て支援?」と軽く引いている雰囲気で常に始まり、良い雰囲気にまとめることが大変ではあるのだけど、そこでこの話を講義できることには価値があると思っている。

地域の子どもたちに温かい関心を寄せ、支援することを大切にしてもらえたらと思う。子育てには全然関わってこなかったけど、自分たちの力が地域の子どもに必要なんだということを実感したというお声も出て、とても嬉しかった。

年末年始の子ども夫婦の帰省が迫っているので、肯定的な言葉がけや温かい態度を心がけて出迎えようといったお声も聞かれ、「お父さん具合でも悪いん?とか言われたりしてな」とグループ・ディスカッションでは笑い声があがっていた。

あるグループでは、「若い人たちを誉めることは大事だと今日学んだけど、頑張って勉強に来ている自分のことも誉めなきゃね」という言葉も出て、ここでも笑いが起こっていた。本当にその通りだ。
人生経験も豊かで知恵も技術も持っているシニアが、良いものを次世代に受け渡すには、やはり良いコミュニケーションをもって、相手の気持ちもよく聴きながら、より良く受け渡してゆければ何よりだと思う。

さて、年内の私の講演・研修はすべて終わった。原稿も無事に今日仕上がり、先方に送ってほっとしたところだ(来年の夏出版される予定の保育者向け子育て支援の本の共著)。

もうひとつ講演録の見直しを求められているものと、来年のレジュメや年度末・新年度の講師依頼の調整などもある。元気にいこう。明日はクリスマスイブ。

12月21日(水) 津村②

帰阪した翌日は、大阪市内で子育て支援者の研修に。大勢の方たちが参加され、とても熱心な方たちがいらっしゃった。「保護者の気持ちに寄り添う」というのがテーマだったが、それぞれの日々のご活動をいま一度振り返っていただく機会になったのであれば、とても嬉しい。

さてさて、翌日の木曜は女性ライフサイクル研究所恒例クリスマスランチ。毎年お世話になっているカジュアルフレンチのお店で食事をしながら、これまた恒例のプレゼント交換を楽しんだ。

くじ引きで当たったプレゼントは和柄のポーチ(これが素敵で手触りも良いのだ)と、なんとダルマさん!人生初ダルマをいただいたものだから、いつ、どんな時に黒いお目々を入れようかと楽しく思案している。

さて、翌日は奈良で磯江毅展を観た。

http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_itemid-71445.htm

仕事で奈良を訪れた時に見つけたポスターを見て、身じろぎできないくらいに衝撃を受けて、「絶対に観に行く」と決めていた。

残念ながら53歳という若さで亡くなられているのだが、彼の作品、そして言葉のひとつひとつが奥深い。

******************************

表現するのは自分ではなく、対象物自体であるということです。

そのものが表現している姿から、どれだけ重要なエレメントを読み取り、抽出できるかということなのです。

角膜に受動的に映る映像を根気よく写す行為ではなく、空間と物の存在のなかから摂理を見出だす仕事だと思うようになったのです。

物は見ようとしたときにはじめて見えてくるのです。

磯江毅 2004年4月 個展に際して

******************************

私にとってリアリズム絵画のイメージというのは、彼が否定する、「角膜に受動的に映る映像を根気よく写す行為」だったのだが、彼の絵を観ると、それが違うと理解できる。

写真みたい。生きているみたい。そして、それだけでは終わらない、語りかけてくる静謐の力がすごい。じっくりと観て回れたので良かった。

寒い1日だったので、温かいにゅうめんを食べて、紅茶とシナモンロールを楽しんで、ほっこりして帰った。

さて、翌日の土曜日は京都市右京区の保育士研修に。会場をぎっしり埋めつくすほどの参加。見込んでいた数の倍近くの方がいらっしゃったとかで、嬉しかった。研修の段取りをしてくださった保育士さんにも感謝。

そしてそのまた翌日の日曜日は大阪市内でファミリー・サポート・センター提供会員の研修。

今週に入り、昨日の火曜日に健やか奈良支援財団が主催する「まほろばシニアリーダーカレッジ」に。地域活動の担い手になるシニアが学ぶ長期連続講座。

朝から夕方までみっちり学ぶ講座だが、私の講義「子育て・孫育て理解セミナー」のみが公開講座になり、このテーマに関心のある県民も参加される。

もちろん、子育てになど殆ど関わらないまま年を重ねたというタイプの方たちも少なくない。実際に、地域で自分たちの役目として、子どもたちに関心を寄せていくことの大切さを実感したといったご感想がグループ・ディスカッションで出て、たいへん嬉しかった。

地域活動をする上で、子育て支援や、子どもへの理解などは必須のテーマだと思う。無関心ほど恐ろしいものはない。

面白かったのは、子育て世代や孫たちに温かいメッセージを伝えることの大切さも知ったけど、こうやって頑張って学ぶ私たちも自分で誉めてやらないとね!という声が出たこと。そうそう、本当にそれは大事。自分自身に温かいメッセージを。

明日は同じ講座を奈良市で実施する。多くの方たちとの出会いが楽しみ。明日の講座で、年内の講師は終わり。後は原稿書きの仕上げが残っているのと、1月の講師のレジュメ作成などがある。

年末年始は楽しいスケジュールをたくさん入れた。うんとオフを楽しみ、オンを元気にきちんとこなせるようにしていこうと思う。

大変な1年だった2011年が終わろうとしている。最も凄まじく肉眼に残った記憶は、奈良県南部の下北山村に講演に出向いた時に、迂回路を通過しながら見た、台風12号の被害による土砂崩れの現場。絶句して口がきけなかった。

十津川ではいまだご遺体が発見されていない方もいらっしゃったはずだ。テレビのニュースで見る映像とは違った、あまりに凄まじい現場。自然の猛威を思い知らされた。

東北大震災ももちろん、こういった災害で今も苦しむ人たちがどれだけいらっしゃるのだろう。同じ痛みを共有することができなくても、遠くからでも少しの温もりをお渡しすることができればと思う。私にできることは何か。小さな小さな行動を継続していきながら、考え続けようと思う。

12月21日(水) 津村①

あっという間に暮れも押し迫り、久しぶりの日記になってしまった。あと10日で今年が終わる。あまりのばたばたを反省しつつ、ちょっと落ち着いて日記を書いてみる。

11月に風邪をひいて、それがまた喉からくる風邪だったものだから、早く治すのに必死だったが、残っていた咳も鼻のグズグスもとれ、ようやくすっきりした。それに懲りて、風邪予防を頑張っている。

さてさて、先々週から書いていないのだけど、5日(月)は大阪市内の某高齢者介護施設での職員研修。終了後、職員さんが、「気持ちが楽になりました。参加できて良かったです」とお声をかけてくださり、嬉しかった。これからのお仕事に少しでも活かしていただけますように。

翌日の火曜日は堺市へ。保育士研修。100名近くのご参加があったが、いずれも元気で熱心な方たちだった。研修もにぎやかで楽しい雰囲気で進めることができた。これからもますますお元気で良いお仕事をなさいますように。

そのまた翌日は、奈良県吉野町へ。子育てサポーター養成講座。役場のスタッフの方が私の講義を聴いていただき、「是非、吉野町へも」とご依頼いただいた。町在住の元保育士や幼稚園教諭の方たち、市民活動をされていた方たちなどが参加されていた。こういう方のお力が地域の子どもや保護者に活かされるのは嬉しいことだ。

嬉しいご感想をたくさんいただいたので、一部ご紹介を。

・とてもわかりやすく、自分の心もほぐれていく感じがしました。大事な事ばかり教えてもらってよかったです。最初から最後まで、温かい講座でした。

・今まで保育の現場で「こんな時どうしたらいいのだろうか?」と思っていた事に、明確な回答をいただいたように思います。すっきりと頭に入ってくるというか、受け止められる内容でした。実践に活用できそうです。

・話される内容が「うんうん、そうそう」と共感できることが多く、又「こうしなければ」と強く思っていた事よりも「相手にとって」の立場が大切だと改めて気づきました。

・すごくよかったです。「人を支援すること=教えること、アドバイスすることではない 」ということがとても心に響きました。

吉野の山々の紅葉にもほっこりしたけれど、熱心で前向きな参加者さんたちにも元気をいただいて帰った。

その翌日の木曜は、高槻市の某小学校へ。保護者対象の講座。高槻市には「学び舎ネット」という保護者の生涯学習自主活動グループがあり、前年度もご依頼いただいたのだが、今度はもっとみっちり勉強したいと、2週連続で2回のご依頼をいただいた。

前年度は「ストレス」がテーマだったが、今回は「コミュニケーション」と「自分自身の可能性に気づく」(知る人ぞ知る女神の講座)だった。

寒い中、たくさんのお母さんが参加してくださった。子どもが小学生ともなるとお母さんが仕事に就かれることが多いが、お仕事の休みをとって参加してくださった方も複数いらっしゃるそうで、ありがたいことだ。

その夜は伊丹市。某福祉管理職対象の研修だった。人権をテーマにした研修だったが、自分自身も大切にしながら、相手の気持ちに寄り添うことの大切さについて、いま一度学ぶというもの。

またこちらの組織には来年に全体研修でお伺いすることになっているので、楽しみにしている。

さて、週末からは沖縄へ。2日間集中の認可外保育所保育士研修。今回は南部を対象に那覇市内で開催された。いつもと同じくかーちゃん(森崎)とふたり。

往路の飛行機は揺れも殆どなく、快適に到着した。前回の6月でちょっとビビることがあったのだが(そして、そのサポートでかーちゃんはだいぶん迷惑を蒙るハメになったのだが、今更ながら、かーちゃんゴメン!)、私自身は意外に落ち着いていて、かーちゃんと話したり音楽を聴いたりしながら到着。

音楽といえば、空の上で聴けるあの音楽番組を私はいつも楽しみにしているが、「愛はかげろう」とか「悲しい色やね」、「ロマンスの神様」なんて懐かしのヒットソングが聴けて、楽しかった。

到着後は空港で、ソーキそばとジューシーおにぎりのセットを食べる。沖縄に来たら、やっぱり一度は食べたい、ソーキそば。

そういえば、はじめて沖縄にふたりで着いた時(なんともう6年前!)、ゴーヤジュースを飲んだことを思い出す。思わず涙目になりながら飲み干したのだけど、県の職員さんにそれを言ったら、「ボクらだって、ゴーヤジュースなんか飲まないですよ」と笑われたっけ(照)。

ホテルに着いてちょっと休憩。「かおりん、もしかしてフラフープ持ってきた?」とかーちゃん(森崎)。当然だ(笑)。でも残念ながら部屋の物に当たるので今回は断念。廊下で回すのはあまりに挙動不審だよねと、あきらめた。

ホテルから近いので国際通りに。やちむん通りに行ってみた。「とても良いですよ」と以前に教えてもらったことをかーちゃんが覚えていたので、タクシーの運転手さんにもう一度行き方を聴いて行ってみたのだ。これがとても良くて、行って良かった。





「やちむん」は「焼き物」の意味で沖縄の方言。奇跡的に戦争の被害が少なかったため、昔の佇まいが残っているのだとか。

本土ではあまり見かけない絵柄のお皿や器を楽しんだ。翌日から研修で、既にふたりの頭は仕事モードなので、疲れが出ないうちにホテルに戻って夕食、早々に休んだ。

翌日から2日間の研修が開始。年代層も経験年数もさまざまな参加者さんたちが良い笑顔で積極的に受講くださり、研修がとても良い雰囲気で進められた。運営を助けてくれた主催者スタッフさんたちにも感謝。

良い仕事をしよう、子どもを豊かに育もう、保護者の温かい味方であろう、良い職場をつくろう、職員を温かく育てよう、そんな前向きなお声がたくさん聴かれ、本当に嬉しかった。

ところで私たちの研修を受けると必ず、「大阪弁の夢を見た」という人たちが複数出てくる。うなされたのであれば申し訳ない(笑)。

悪夢でないことを祈るのみだが、別に漫才をやってるんじゃないぞ(笑)。熱い講義をしているだけだ・・・というか、とても温かい雰囲気で楽しそうに参加してくださるので、私たちのテンションもちょっと高めになっているのだと思う。

無事に研修が終わり、ほっ。珍しく後泊して、翌日は沖縄南部の戦跡をめぐる+玉泉洞というバスツアーにふたりで参加してみた。

旧海軍司令部壕

http://kaigungou.ocvb.or.jp/top.html

ひめゆり平和祈念資料館

http://www.himeyuri.or.jp/

平和祈念堂

http://homepage2.nifty.com/kinendo/

そして玉泉洞というコース。
http://www.gyokusendo.co.jp/okinawaworld/okinawacave/

旧海軍司令部壕では、当時のまま残された壕に入っていく。息苦しい。閉所恐怖気味ではあるけれど、戦禍の凄まじさをまざまざと思い知らされる。手榴弾での自決の跡や血痕までが未だに生々しい。

玉砕覚悟で壕にこもり、本土の防波堤になれという最高司令部からの指令が痛々しい。今も昔も本土の防波堤ということか。どれほどの苦しみを沖縄県民に与えてしまったことかと思う。

資料館では、壕内の遺品や家族に宛てた手紙などが公開されている。とにかく歴史に(も?)弱い私なので、当時のことをよく知らない。一度ちゃんと学びたいと思っていた。家族に宛てた手紙は胸が痛くなって泣けてきて仕方がない。

ひめゆり平和祈念資料館も平和祈念堂の資料館も、悲惨な記録がぎっしりとあり、時間が足りないほどだった。もっともっとじっくりと読みたい思いだったけれど、時間に追われるバスツアーだと、どうしても駆け足になる。残念だけど、それでもその一部にでも触れることができて良かった。

かーちゃんと、「来てよかったよね」と話した。

女性ライフサイクル研究所では、2004年に「戦争とトラウマ」を特集した紀要『女性ライフサイクル研究』を発行している。この中で下地と渡邉が「沖縄戦とひめゆりを語り継ぐ」を執筆している。是非ご一読を。

http://www.flcflc.com/study/flcReport/14.html

さて、最後に行った玉泉洞は、日本で第7位の長さ(4500m)らしい。道理で歩いても歩いても出口が見えない!と思った。また、たいていの鍾乳洞といえば、ひんやりとしているけれど、ここは暑いのだ。20℃を超えるし、体感温度はもっと高いとガイドさんが言われていたが、本当にそうだ。

出てから、アイスクリームを食べてホッとした。かーちゃん(森崎)は、さとうきびジュースを飲んでいた。素朴な味でおいしいよとのこと。

出口を出たところに、「美らトンボ」というのが販売されていて、これがとてもよくできているのだ。トンボが指に止まるように指に乗る。しかも色がきれい。

ふたりともすっかり魅せられてしまって思わず買ってしまった。

http://www.shop-online.jp/chatantakezaiku/index.php?PHPSESSID=8f5f44b281c0cd89e20e19ce95e13fbd

さて、ツアーが終わり、那覇空港から関西空港へ。琉球料理をまた空港の食堂で楽しんで、大阪へ戻った。また来月も、中・北部対象に同じ研修に行くが、なんと今回の研修後、2日間ほどで、今回の参加者から評判を聴いたと連絡があり、あっという間に定員に達したとのこと。嬉しいお知らせに、また意欲が湧いた。

あまりに長いので、いったんここで。

12月18日(日) 村本

年内最後の出張。岐阜で1日、婦人相談員さんのフォローアップ研修。岐阜はイメージとは違ってすごく近く、新大阪から一時間半もあれば着く。しかも、会場が駅に隣接しているので、岐阜の土を踏まずに行って帰ってくる感じ。岐阜での研修も4年目。相談員さんの入れ替わりがあるので、新しいお顔もあったが、こうして継続的な出会いができるのは嬉しい。

支援者研修をやると、いつもバーンアウト気味の人たちが少なからずいて(人のことを言えた身ではないが・・・)、現場の過酷さを痛感するが、今回は、全般的にメンタルヘルスが良かったような気がする。聞いてみたところ、トップがいいから精神的土壌にゆとりが出てくるのだと思う。皆が口を揃えて言うことには、仕事そのものは大変でもいい、でも職場の人間関係(とくに上司)にストレスがあると消耗すると。まったくそうだ。本質的なところでの労は厭わなくても、どっちでもいいような馬鹿げたことでエネルギーをすり減らすのは嫌になる。健全なシステムを保つには、やはりトップの責任が重大なのだ。とは言え、器が大きく成熟したトップになるのも並大抵ではなかろう・・・。

おしゃれでヘルシーなランチを頂き、手作りのお菓子でティータイムをし、互いにたくさんのことを学びあって、あっという間に1日が過ぎる。こうして私自身も勉強させてもらい、元気をもらい、なんとも幸せなポジションだ。感謝、感謝。なかなか書きあがらない原稿を今夜も頑張ろう。

12月15日(木) 村本

あっという間に年末が近づいてきた。この秋は、なんとなく不調続きだったが、ようやくトンネルの出口が見えてきた感じがする。複合的な理由があるのだけど、まずは、絶対的多忙。常にパソコンの画面を5つくらい同時に立ち上げているかのように、同時並行的に片づけてきた書き物も8割がた片付き、まだもう少し残ってはいるが、プレッシャーは確実に減った。ひとつひとつは自分にとって大切な仕事ではあるのだけど、もっと余裕をもって楽しみながらやれたらいいのだけど。

それから、大きな組織で仕事することにまだ十分、慣れていないこと。女性ライフサイクル研究所みたいに、小さな規模でやっていると、良い仕事をしようとみんなで心を合わせて働くことができるけれど、大きな組織では、なかなかそうもいかない。一定割合で優れた人もいる代わりに、困った人たちもいる。これが社会だ。ましてや役職をやっているものだから、思うように運ばなくて悩みが尽きない。もっともっと気長にやるしかないのだろう。まっ、これも慣れていかなければ。もっと大人になって、悟りの境地をひらくしかない。

今日は、毎年恒例のクリスマスパーティ。皆でご馳走を食べ、プレゼント交換をした。実は、ここ数日、毎日おいしいものを食べている。月曜は晩遅くて、いつもの「さと」だったけど、火曜は三条に新しくできた進々堂で、フレンチトーストのモーニングを食べ、夜は中華。水曜はイタリアン、今日はフレンチ。いっときは食べることさえ面倒になっていたが、食べる意欲回復だ。でも、こんな時は要注意だから(この一年、いつになく不健康に体重の変動が激しかった)、かおりんを見倣って、フラフープを注文してみることにした。

足はようやく安定してきたけれど、まだ走る自信はない。そう言えば、息子はこの11日、ホノルルマラソンを走ったらしい。ゴールインの元気そうな写真が添付されていたが、ふだん運動もしていないのに、さすがの若さ(本人は体力の衰えを感じたとか言ってたけど)。

さぁ、もう一息頑張って、無事に冬休みを迎えなくちゃ!

12月4日(日) 西

早くも12月。クンちゃん(村本)の昨日の日記、福島の方々との温かいつながりを感じさせて頂いて、私自身も温っかい気持ちになった。これから10年、つながり続ける取り組み、素晴らしいな。皆さまお疲れさまです。

私は先週日曜日に引き続き、NPO・DV子どもプロジェクトの活動に参加。今日は、子プロのメンバーと一緒に、子どもたちのクリスマス会。皆で、クリスマスのアドベント・カレンダー作りをしたり、絵本の読みあいをした。去年のクリスマス会から早一年、去年担当した子ども達とも再会し、子ども達の笑顔に・・とても嬉しい気持ちになる。子ども達とのコミュニケーションが楽しい。子ども達の成長、ほんとうに素晴らしいな!今日は楽しいひと時を過ごさせてもらったが、これも今日のために準備下さった子プロのメンバーの皆さまのおかげ。ありがとう☆お疲れさまでした。

クリスマス会を終えた後、夜は夫を誘って、神戸ルミナリエを見に行く。今年17回目を迎えた神戸ルミナリエのテーマは、東日本大震災の復興への祈りも込めた「希望の光」。今年はぜひ行きたいなと、今日しか行く時間が取れないので、人が多いかな・・と思いつつ、気合いをいれて出かけた。人はさすがに多く、駅から会場に到着するまで1時間くらいは歩いたが、それも全く苦にならなかった。イルミネーションが素敵な神戸の街を歩くのも、楽しかった。

一番好きなのは、道路の角を曲がった瞬間、明るいルミナリエの光が見えるところ。その光の輝きに感動する。その光をみていると、涙腺が緩んで涙が出そうになる。希望を照らし続けてくれるような光。会場ではルミナリエの音楽も流れていて、その歌声にも心が静かになる。今年の光は、赤色と緑・青色が印象的だった。その、まばゆく、温かく輝く光を見ながら、阪神・淡路大震災のこと、東日本大震災の被災地の人々のことに思いを馳せた。

家に帰って早速、ルミナリエのCDを聞いてみる。解説には「どの曲も心に残る癒しのメロディと歌声が、ルミナリエの美しい光とともに皆さまの心に希望の光を灯せるように、心を込めて作りました」とあった。心に希望の光を灯す・・、心を込めて作る・・、とてもいい言葉だな。私も、心を込めて、自分にできること、自分に与えられたことを一つ一つ大切にしていきたいと思う。・・・誰もの心に希望の光が灯りますように。

今年もあとわずか。一日一日を大切に過ごしていこう。

12月3日(土) 津村

あっという間に師走に突入。ばたばたな毎日だけど、風邪からもようやく回復し、体調も落ち着いてきて、やれやれ。この寒暖の差はちょっと堪えるけど、元気に乗り越えていかなくては。もう風邪はひかないぞ(きっぱり、笑)!

さて、月曜はひたすら原稿書き、火曜日は高槻市の某小学校の保護者向け講座。終わってか雑誌取材。その後も約束があり、帰りは夜遅くなったけれど、充実した1日だった。

水曜は高槻市で子育て中の保護者向けの講演会。ストレスをテーマにしたものだったが、アンケートで肯定的なご感想がたくさん寄せられ、ホッ。

木曜日は大阪市某区で「子育て応援塾」という地域住民向け子育て支援の講義。昨日の金曜日は大阪市内の某福祉施設で職員研修だった。

そして今日は奈良県大和郡山市で、「子育ては未来創り」という子育て支援協働推進セミナー。私は基調講演とパネルディスカッションのコーディネーターを務めた。

主催者はこども未来財団。

http://www.kodomomiraizaidan.or.jp/

そしてNPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ奈良(略称NALC奈良)。

http://nalc.jp/

悪天候にもかかわらず、場内は大入り満員。定員の150名を超える方々が集まってくださったようだった。まずは私が「子どもの芽をすこやかに育む地域力」と題して講演させていただいた。

そこからが子育て支援をされているお三方の発表。これがそれぞれにとても質が高く素晴らしいものだった。

まずは天理市で「空と大地文庫」を主宰されている安岡加代子さん。20代の頃から「家庭文庫を開きたい」と考えられていて、37年間保育士を務められ、その後家庭文庫(自宅を図書室のようにして開放)を週1回開かれている。コツコツと集め続けた絵本は1000冊にものぼる。

「絵本は赤ちゃんから高齢者までみんなが楽しめる芸術作品」と言われていたのが印象的だった。『もうわらった』という絵本も描いていらっしゃる。これを休憩時間に皆の前で読んでくださったのだが、その読み方の素敵なこと。ほっこりしてしまった。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%86%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%A3%E3%81%9F-%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%8A%E3%81%8B-%E3%81%8B%E3%82%88%E3%81%93/dp/4774610690

図書室に来る若いお母さんたちが「安岡さんの読み方マネしてみてる」なんて言われるそうだ。良いモデルを持ててお母さんたちは幸せだ。また、おやつの時間もあるそうで、テレビ取材の放映がこの日も流れた。この日はふかしいもで、会場にまでほっこりした良い香りが流れてきそうな感じ。

この活動をまたどこかで展開するお母さんが育ってくれるといいな。安岡さんはそう言われていた。いろんな世代が絵本を通して交流ができる、そんな居場所が増えてくれれば。本当にそうだ。

安岡さんと出会い、わらべうたや絵本で「子育てが楽しくなった」というお母さんたちがいるのだそうだ。ひとりではじめた活動も地域に協力を求めたら、徐々に周囲が協力してくれるようになった経緯も話してくれた。

「おてんとさんは見てはんでー」こう言ってくれたご近所のおばあちゃんがいらっしゃったそうな。

次にNPO法人宙塾(おおぞらじゅく)代表の黒飛啓さん。

http://ohzorajuku.dip.jp/

地域の教育力を活かして、地域を愛し地域に貢献する、社会に役立つ人材を育成することを目的にしていらっしゃる。なんと奈良教育大の学生時代から、バイト代稼ぎのために家庭教師をされていたのが、いつのまにか塾になり、大学院生になってもそれは続き、そのまま活動に入ってしまわれたというから、すごい。

自然を学ぶプロジェクト、文化を学ぶプロジェクト、学習を支援するプロジェクトなど、年間28もの講座を実施されている。このひとつひとつのブロジェクトがあまりに面白くて聞き入ってしまった。

黒飛さんの活動を今回の主催者でもあるNALC(NPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ)が支持、強力な後押しをしてくださったのだとか。黒飛さんの語りにはその感謝と活動に対する強い思いがとても表れていて、思わず私も胸が熱くなった。

長く活動を続けられる中で、どんなにか困難もあったことかと思うが、「地域コミュニティの再生を目指した、活きた学び合いの場」を提供し続ける姿勢はすごい。もっと良い言葉で黒飛さんの語りをまとめるべきだったのだが力不足で反省。

安岡さんにしても黒飛さんにしても、あまりの良い活動に心動かされた地域の人たちが、いつのまにか力になっていて、活動の一員になっていたり、新たな広がりを生んでいたりして、つながりが確かに増えているのが素晴らしい。

安岡さんのご近所の人が「子どもらが公園でゴミ拾いしてやるわ!」と涙ぐんで言いに来てくれたそうだ。安岡さんの元で刺激を受けた子どもたちが地域でまた頑張る少年少女たちにと育っている。

特にナルク奈良には男性が多いのが特徴で、この日もナルクのスタッフの男性が率先して動かれていて、こんなにたくさんの頼もしい男性を一度に拝見したのは初めてかも?と思うほどだった。

ナルクの中には元・大工の棟梁とか、芸術の腕を持っている方とか、あらゆる道のスペシャリストたちがいるのだそうで、黒飛さんなどはその方たちの力を得て、子どもたちにさまざまな活動を広げていかれている。

あらゆる活動の写真の中にはナルクの方たちもいらっしゃり、温かい良いつながりを感じさせてくれるものだった。

最後に、そのナルク奈良の子育て支援「おうまのおやこ」リーダーの吉本富士代さん。吉本さんの活動の原点はご自身の子育て中に出会ったたくさんの絵本だそうだ。図書館での本読みなどの活動を通して、たくさんの仲間ができ、生きがいができ、助け合いができたのだと言われる。

ナルク奈良の子育て支援のスタートはまさにチームを組んでの生活支援。そもそもは高齢者、障がい者の生活支援から立ち上がったという組織だけあって、本当に生活の助けになる支援にすぐ取り組めたのだろう。

たとえば、地元で三つ子ちゃんが生まれたご家庭のお母さんが育休からの復帰後、保育園の送迎を3歳になるまで続けたという。1970年代にこの時の活動をされた方が80代になられていて、お元気に今日ご参加くださっていて、ナルク会長の高畑さんが、この方をパネルディスカッション中に紹介してくださった。

子育て中、ご近所の方たちに助けていただいた感謝から、ご自身も活動に入られたそうで、「みんながずっとここに住みたい」と思ってくれるような、そんな町にしたかった」と言われたこの女性の言葉が温かく胸に響いた。この三つ子ちゃんは中学生になってもこの方を慕い、「今日も午前中、そのうちのひとりが家に遊びに来ていた」と言われていた。

今も地元の民生委員の方と子育て支援に取り組まれているそうで、その方とご一緒に参加されていた。すごいなあ。

また、3児がいる家庭の父親が単身赴任中、そのご家庭のお子さんの送迎のお手伝いや、その家庭の母親の入院中の食事・洗濯などの支援、病気の子どもの預かり、通院介助など、本当に地域のお母さんたちの心強い味方だったことがうかがえる。

この時の三つ子ちゃんはもう中学生になっている。「自分たちがしてもらったことを次の世代に返す」と言っているのだとか。元気や希望がわいてくるようなお話だ。

現在も子育て広場でのボールやおもちゃの消毒などの活動協力、お母さんの居場所の提供、放課後見守り隊など息長い良い活動を展開されていらっしゃる。

やはり、人手不足や資金難、子どもを集めることの大変さなど困難は共通しているようだが、それでも子どもたちのために何かをやろうという大人たちがこれだけいらっしゃるんだと、元気や勇気がわく集いだった。

私もこんなふうに年を重ねたいなと心から思った。高畑会長の温かいコメントに心が温まる。ナルク奈良の歴史と共に生きてこられた方だけあって、たくさんの宝をいっぱいお持ちのようで、時間が許せば、もっともっと話していただきたいくらいだった。こども未来財団の松中部長の聴き手を飽きさせない楽しく鋭い言葉にも学ばされた。

あっという間に3時間。私の拙いコーディネートだったので、フロアにももっともっとお声をいただきたいところだったが、なにぶん限られた時間もあり、不十分だったことをお詫びしたい。

でも、このお三方の素晴らしいご活動の発表に、参加された皆さんも元気をもらって帰られたのではないかと思う。私自身がまさにそうで、もう感嘆の連続だった。

そうそう、私は基調講演でひとつ、子育て中の保育園での温かいエピソードを話したのだが、そしたら後で保育士さんをされている方が「あのお話がすごく嬉しかったです。私たちのところにも講演に来てくれますか?」と言いに来てくださった。喜んで行きますよ!とお伝えして名刺をお渡しした。こんなご縁、嬉しいな。

私の講演を事例発表者の方たちが「学びになった」「すごい」と口々にお誉めくださったが、いやいや、お三方の発表に会場はエンパワメントされたと思う。私自身もすごく元気をいただいた。

世知辛い世の中なんていうけれど、いやいや世の中捨てたもんじゃない。こんなにすごい人たちがいっぱい頑張ってるなんて、なんてすばらしいんだろう。

地域で温かい関心を子どもたちに寄せていき、心豊かに育む。あのフロアにはナルク会員をはじめとして、地域でさまざまな活動を展開している方たちもたくさんいらっしゃっただろう。

子どもが社会の宝なら、その地道で丁寧な草の根の活動、そして「子どもたちのために」という温かい思いはまさに社会の希望だ。

もちろん、活動の困難についても語っていただいた。多くの民間団体に共通することだと思うし、そこにこども未来財団やナルク会長が温かい助言をされていたりして、これもフロアの皆さんへの良い参考になったのではないかと思う。

人手不足、資金不足、場所がない。これは行政の出番で、地元で頑張る人たちを積極的に支援することをどんどん広げてほしいと思う。ただ、地元の自治会が頑として居場所を提供しないという困難を終了後に言いに来られた方もいて、胸が痛んだ。地元のためになることなのに、「前例がない」の一言で拒んでいるのだとか。行政も説得に乗り出そうとしてくれているらしいが、それすらも拒み、本当に頑なで困ってしまうと言う。

こういう無理解もまだまだあるのかもしれない。あきらめずにできるところから細々と始めてみてほしいと思う。多くの活動は誰かのひらめきから生まれ、その細々の活動が実績になり、やがては人の共感を呼び、協力者を集めていったのだから。まさに、今日の発表者たちのように。

活動発表をなさったお三方をはじめとして、ナルク奈良の皆さま、こども未来財団の皆さま、良い機会を与えていただき、感謝いたします。私も至らないなりに自分自身にできることを前向きに頑張っていきたいと思う。

さて来週も忙しい。大阪市内の高齢者施設の職員研修、堺市で保育士研修、奈良県吉野町で子育てサポーター養成講座、高槻市の某小学校で保護者向け講座、伊丹市の福祉管理職対象研修、そして週末からは認可外保育所職員研修のため、沖縄へ。

12月3日(土) 村本

きのうから福島に来ている。今日は、朝から、バタバタと会場設営をして、支援者支援ワークショップ。午後は子どもワークショップで、クリスマスカレンダー作りをした。

午前は、胸が痛くなる話、ど〜んと気持ちが重くなる話、腹立たしい話や、せつなくなって涙がこぼれそうになる話、逆に、楽しい話、わくわくする話、すごいなと感心する話・・・いろんな気持ちを喚起されつつ、福島で頑張っていらっしゃる方々とのつながりができて、とても良かった。午後は、親子連れで小さい子どもたちがたくさん来てくれて、そのかわいいこと。本当に楽しく暖かな1日だった。そして、東京おもちゃ美術館から寄付して頂いたおもちゃが、子どもにも、大人にも笑顔を与えてくれ、心のこもったおもちゃの存在価値を実感。

秋口から、ずっと、ストレス反応に見舞われ続けている私だったが、今日1日、仕事させてもらって、晩、共催してくださった児童相談所の方々と食事しながら、急にムクムクと元気が沸いてきた。なんだかすごく嬉しい。先週の出雲の研修もそうだったが、私は、こうやって人と関わって、気持ちをひとつにすることができた時に、元気になるんだよな〜とつくづく思った。やっぱり、性分に合わない仕事(役割上やっている行政的なこと?)はやるもんじゃない。そうできるといいんだけど・・・。

明日は、団さんの漫画トークをやって、ギャラリーの片づけをして帰る。次はまた来年。こうしてご縁が拡がるなかで、福島のことを大切に想う自分が育っていくのが嬉しい。それだけ心配は大きくなるが、離れていても、周囲に語り、子どもたちの未来を祈ることができたら。