2004年2月 (スタッフの日記バックナンバー)

2月29日(日)

紅茶党の私は、香りの良い紅茶を飲むことを食後の楽しみにしている。この前買ったアップルティーが最近のお気に入りだ。これを飲みながら、日曜日の夜のお楽しみといえば、「劇的!ビフォーアフター」を見ることかな(笑)。老朽化や危険、かなり不便などの問題ある間取りなど、さまざまな事情を抱えた住宅を、「匠」と呼ばれる建築士たちが、住む人たちの望み以上の素晴らしいリフォームを手がけ、そのプロセスを見せるという番組だ。匠たちの技というのが、実に毎回楽しみだ。住む人の気持ちに寄り添い、ここまでの心遣いができるのか、と唸ったことが何度もある。この番組名は昨年の流行語大賞にもノミネートされていたくらいだから、人気の高い番組なのだろう。出来上がった新しい住まいを見る居住者の驚きや感動を見ていると、こちらもなぜか嬉しい気持ちになったりして、いや〜、私って本当に単純(笑)。人を喜ばせ、感動させる仕事をしている匠たちには脱帽。(津村 薫)

2月29日(日)

神経痛の痛みが固定してしまい、息をするたびに痛む。そのせいで、ここ数日、だんだん呼吸が浅く早くなっているような気がする。症状管理のトラウマ・アートセラピーの課題の中に、「呼吸を描く」というのがあった。呼吸が感情に影響を与え、感情が呼吸に与えるというものだ。ふだんは呼吸に注目して生活していないが、どうも呼吸の状態が良くない。私はふだんから深い呼吸をする方だが、深く息をすると痛むので、浅くてもゆっくり長く呼吸するように意識してみる。それから、なるべく呼吸量が少なくてすむよう、心持ち活動量を低下させている。不要に動かない、不要にしゃべらない(もともと活動量が高いから、これくらいで人並みかも!?)。それで、これが感情状態にどんな影響を与えているのか注目しているのだけど(職業病だよな)、すこ〜し殻を被っているような感じかな。それが必要な時なのだろう。外からは見えるのだろうか?(村本邦子)

2月28日(土)

ドーンセンターに劇団青い鳥の30周年記念企画「ポロロッカ〜料理・掃除・洗濯」を観に行く。FLCの最初期、芹川さんに親子ワークショップをお願いして、私たちスタッフも子連れで参加したことがある。今日の舞台も楽しかった。劇は三部構成のオムニバスで、第一部が「フレンチ・レストラン」。女シェフたちが売り上げの悪さにため息をつき、他愛ない会話を交わす。事業を維持するのはたいへんだ。青い鳥もそうだろう。私たちだって同じだ。第二部は「カウンセリングルーム」。気取って大まじめに椅子取りゲームやコスプレ(のつもりじゃないかもしれないけど)をやるところがたまらなく可笑しかった。若い小娘や奥さま方、中年おじさんたちの会話にホロリとしたりして。第三部が「コインランドリー」。真夜中、服を脱いで洗濯機を回す。女たちがグループで共に年を重ねていく姿に、自分たちの姿もダブって見える。私たちだって、女たちで十数年、仕事を積み重ねてきたのだから。会場に懐かしい顔をチラホラ見つけ(関西のフェミニストたち)、みんなも自分も年を取ったなぁと、何だかしみじみしてしまった。(村本邦子)

2月28日(土)

ホラー大好きの娘は、受験期だというのに、私学入試を終えた週末、友達と、映画「着信アリ」を観に行っていたが、土曜の夜に放映しているホラー番組を楽しみにしている。今夜も、「録画しておいて」と私に念を押して出かけた(予約録画をするボタンがこわれてるいので、その時間に録画ボタンを押すしかない、とほほ)。私も嫌いではないので、ひとりでビビりながら見るのだが、今日は愛犬が瀕死の状態で飼い主の少女の名前を呼ぶという、怪奇というより、泣かせる話だった。実は私はこのテの話にとても弱い。7年前に亡くした愛犬の話を、私はまだ涙なしですることができない。愛犬や愛猫たちが、いつか逝ってしまうときのことを想像しても胸が痛むのだがいま共に生きていることを感謝している。動物の邪気のなさ、一途さには、世話をしている側のこちらが本当に慰められる。この子たちがいると、ほっとする。幸せだなあ。ときどき、むぎゅっと抱きしめては、嫌がられている(笑)。(津村 薫)

2月27日(土)

昨日は感激のプレゼントをいただいた。1年前、滋賀県長浜市の盆梅展を見た。会場でお茶とお菓子をいただけるのだが、この和菓子がなんともおいしい。甘い紫蘇で白いお餅が巻いてあるのだが、この紫蘇の味つけがなんとも美味、お餅も極上。感激した私は、会場内の売店を探したが見つけられず、ずっと忘れられなかった。それを知人に話したのだ。偶然彼女が長浜市の出身だと聴いたからだ。そのお菓子は「盆梅」という名前で、この季節しか作らない和菓子であり、地方発送もしない、地元だけで食べられる貴重なものだった。なんと親切なことに、知人は、ご実家の方にお菓子を買ってもらい、大阪まで送らせるという大変なことをしてくださった。これを渡された感激といったら。早速スタッフといただく。日持ちがしないのが残念。「長浜が大好きとおっしゃってくださったので」という言葉が印象的だった。郷里に対する愛着・・・というものを、私自身がそんなに持っていないからかもしれない。感謝。長浜の素晴らしい盆梅を思い出しながら、楽しませてもらおう。(津村 薫)

2月26日(木)

今日は午前中は富田林に、夜間は滋賀県愛知郡へ向かう。帰り道、大阪へ向かう、姫路方面の新快速はかなり混んでいて、結構立っている人もいる。滋賀から大阪や兵庫県まで帰る人たちがたくさんいるんだなあ、毎日の通勤はなんと大変なことだろうと、しみじみ思う。私の自宅と仕事場とは「通勤」と偉そうに言うほどの距離もなく、まともに読書できるような時間、電車に乗るという訳ではない。「電車でお通いですか」などと誰かに尋ねられると、自分を電車通勤の勤め人に加えてよいのか躊躇したくなるのだ(忸怩たる思いがある?というのは大袈裟か)。今日のように1時間たっぷりとJRに乗るという体験をすると、「ああ、電車に乗ったなあ」と思うが(笑)。(津村 薫)

2月26日(木)

神経痛は一進一退。どうも今年は冴えない。今日は、生まれて初めて栄養ドリンク剤を買ってしまった(もっとも忌み嫌う光景なのだけど・・・)。この2年間、走り続けてきたので、この1年は、地味にソロリソロリと動くことにしよう。今年は思い切って、ずいぶん仕事をカットしたはずなのに、なぜか忙しさは変わらないような気がしてならない。一番優先してやりたかった原稿書きに手をつけられないまま、2ヶ月が過ぎてしまった。日々、それなりに充実して過ごしているつもりでいても、そう考えると落ち込む。・・・と愚痴っていたら、心優しき研究所の仲間たちから自分の仕事を優先して良いとのお言葉。ありがた〜くお言葉に甘えることにした。それにしても、と改めて考えたのだが、自分はどちらかと言えば「自己中」と認識しているが、ふと気がついてみれば、いつの間にやら、案外人様のお世話をして日々過ごしているのではないかしらん!?(村本邦子)

2月25日(水)

「テン・ミニッツ・オールダー」の「イデアの森」と「人生のメビウス」を続けて観る。15人の映画監督が10分という限られた枠の中で表現したオムニバス形式の映画である。全部で15のストーリーからなり、なかなか洒落た企画。昔凝っていた星新一のショートショートを思い出す。10分の中に悠久の時を入れてしまえるのが映画のすごいところ。何百歳も年を取ったような気分だ。どれもそれなりに味わい深いが、チェン・カイコーの「夢幻百花」やマイケル・ラドフォードの「星に魅せられて」、ヴィム・ヴェンダース「トローナからの12マイル」などが私は好きだな。(村本邦子)

2月25日(水)

大阪市内で講義の後、いったん事務所に戻り、夕方は滋賀県愛知郡に向かった。そこから車で40分近く走ったところまで、講師に行く。とても車がなくては生活できないとのことで、一家で車を5〜6台所有している家庭は珍しくもないそうだ。もちろん、ゆったりしている土地柄、駐車スペースの心配も要らないらしい。1台の車を止めるのに毎月2万、3万という金額を支払うのが当たり前という大阪市民の私には信じがたい話だ。明日は富田林市、そして二夜連続で、滋賀県愛知郡へ行く。(津村 薫)

2月24日(火)

今日は京都市の虐待支援者研修。みっちり3時間の研修だったが、やっている方も楽しく勉強になった。10年前と子育て支援の社会資源を比較し、支援者たちの意識も含め、あらためて時代の変化を感じる。子育て支援の今後の課題は生きたネットワークだ。そんな支援もしていけたらと思う。夜は、研究所の内部スタッフ研修で、家族療法家のHさんを講師に、今度は自分もトレーニングを受ける側に回る。これもなかなか楽しい経験だった。教えたり、教わったり、これからも楽しくやっていけたらいいな。(村本邦子)

2月24日(火)

和歌山県有田郡に行く。駅弁を買って(私の日記といえば、食べることばかりか・・汗)、電車に揺られること、2時間強。遠いなあと思うけれど、のんびりと駅弁食べて、読書して、おまけにパソコン広げて仕事すりゃ、結構あっという間なのだ。「今夜は何をしようかなあ」と考えながら帰りの電車を待つ。やっぱり食べることしか考えてないのかというツッコミは禁止(笑)。明日は市内で講義の後、滋賀県愛知郡に向かう。今週は、ずっと講演のハシゴが待っている。(津村 薫)

2月23日(月)

スクールカウンセラーに行っている学校の教師の勉強会。夜の自主的な集まりというのに30人ほども集まるのに驚く。今日のテーマは「無気力」。一番多い問題と聞いていたが、その多くは、「学業不振」のようで、クラブや趣味には熱中していることがわかり、「な〜んだ、みな健全じゃないか」と、ひとまず安心した。一見、無気力な子どもにはいくつかの類型がありそうだ。先生方が子どもの全体像を捉え、個別の援助法を考えられるようなわかりやすい指針のようなものが作れたらいいのかなと思った。なかなか良い雰囲気の勉強会だった。帰り、「先生もこんな遅くまで大変ですね〜」と言われ、一瞬、考え込んだ。忙しいとは思っていても、大変とは認識していなかったから。「いえ、好きでやってることですから」と答えた。(村本邦子)

2月22日(日)

今夜は、崇禅寺にある「アジア図書館」というところで交流会があり、バリダンスの仲間たちが踊りを披露することになっていたので応援に行った。かねがね、阪急電車の窓から「アジア図書館」の看板を見ながら、いったいどんなとこなんだろうと興味を持っていた。ものすごい量のアジア関係の本やビデオがあり、持ち寄りパーティには、さまざまな手作り民族料理があった。バリダンスも良かった。早く上手になりたいなぁ。帰りは嵐のような風雨。自転車で帰ることも最悪ながら、大川の水が今にもあふれそうで怖かった。(村本邦子)

2月22日(日)

「こんなはずじゃなかった」と思うこと・・・といえば、「私はこんなに片付けができない人間ではなかったはずなのに!」ということだろうか(笑)。そう忙しくなかった頃は、「綺麗に片付いてるねえ」と感心されるような部屋に住んでいたのに。「今はどんなんやねん?」というツッコミは禁止(笑)。ネット仲間に「片付けが嫌いだ〜!」とこぼすと、片づけが好きだという人がいなかった(笑)。面白かったのが、「片付けると思うとつらいので、元にあった場所に戻してあげるという発想でやる」と言った仲間。本当だ。「片付ける」と思うと、なぜつらいのだろう(笑)。私も今日は、「物を元にあった場所に戻す」と考えて、のんびりと整理にかかることにした。すると暗くなる頃には、なかなかスッキリ。嬉しいなあ。最後に猫のトイレの掃除をして、全室に掃除機をかけて出来上がり!気分爽快。嵐みたいに雨が降ったのは、このせいか(涙)。(津村 薫)

2月21日(土)

夫の誕生日なので、ちょっとご馳走をする。足りない物があることに夜、気づき、9時まで開いている徒歩60歩ほど(笑)のスーパーへ行こうかと思ったら、世にも珍しい、「今日は早く帰れる!」という夫のメールが。ロマンティックにも夜のスーパーで待ち合わせて(なんでやねん)、買い物をして帰った。受験期真っ只中の娘は相変わらず塾なので、ふたりで食卓を囲む。あ、テーブルの下に犬も猫もいるけど(笑)。今日は本当に暖かかったが、夫に言わせれば、自分の誕生日前後というのは、決まってかなり冷え込むのだそうだ。「今年は考えられないくらい暖かい。いつもならありえへんことだ!」とぶつぶつ言っている(笑)。去年は、絶対に雨が降らないという文化の日も雨だったよね?天気予報がアテにならない!とタメイキをつく回数も昨年あたりから多くなった気がする。(津村 薫)

2月21日(土)

今日は春を思わす陽気だった。ベランダに植えたチューリップの球根が、すくすく芽を伸ばしている。何十個もの各色球根をプランターにも植木鉢にも植えまくったので、芽を発見した娘から「ちょっとやりすぎちゃう?」と言われてしまった。ベランダがチューリップ畑になる春の日を夢見て、うっとり・・・。(村本邦子)

2月20日(金)

夜間の講師に出ていて、遅くに帰宅したが、テレビでニュースを見ていて暗澹とした気持ちになった。奈良県の小学校で、ある教諭が障害児の姉をもつ児童に対して授業中、差別発言をして、児童が不登校になったというニュースは、以前に聴いていた。この教諭は児童への謝罪を拒否し、「児童が学校に出てきたら謝る」と言っていることも耳にしていて、「どういうこと?」と思っていたのだが、この小学校の校長が自殺したというのだ。この問題であれこれと奔走していたとのこと。最近、問題が起きた小学校の校長が自殺するという事件が続いてないか?学校内で死亡事故が起きた事件の時もそうだったし、金八先生のモデルにもなったという校長も自殺した。民間から公募されたという校長も自殺していた。校長という職の重圧、ご本人やご家族の無念も想像に難くない。それでも、「問題解決には、死んでお詫び」というメッセージを子どもたちに渡して、突然この世を去っていくというやりかたには、失礼ながら怒りも禁じ得ない。子どもたちの気持ちを思うと、なんともやりきれない。(津村 薫)

2月20日(金)

知人の弟さんがオーストラリアから遊びに来ていて、今夜、ストリート・ミュージシャンをやるというので、応援がてら子どもを連れて行ってきた。半年前、生死をさまよう大きな事故に巻き込まれ、20歳の若さで後遺症も残り、とても心配したが、明るく前向きに生きようとしている姿を見ることができた。ストリートの生態は知らないだけに好奇心いっぱい。基本的に不法行為をするのだということ、だから、警察が来ると上手に音楽をやめることなどもわかった。縄張りとかあるのかなと思っていたが、案外、自由(というか早い者順)のようだ。マイクを使って大きな音を出すのはアンフェアだなぁと思った。金曜の晩だから、酔っぱらいが多く、いきなりわけのわからないことを話してくるおじさんがいたり、おじさんにつきまとう売り込み嬢(?)、キャピキャピの若い女の子たちを補導しているのかと思えば、何だか警官が女の子たちに絡んで楽しんでるだけじゃないのと思えるようなシーン、夜の街ウォッチングは面白かった。うちの子どもたちもそのうち大道芸人にならないとは限らないから(かつて、万が一職がなければ、息子は公園でジャグリングを、娘は似顔絵やスケッチを売って日銭を稼ぐという計画を立てていたようだし)、おもしろいこともいっぱいあるけど、犯罪やら危険もいっぱいあるんだよね〜と話して聞かせる。(村本邦子)

2月19日(木)

京橋で"Big Issue"5号を買う。今回は50代くらいの小柄のおじさん。それ相応の仕事をしていた人だろうと見受けられる。「どうですか?売れますか?」と声をかけると、「今のところはね」と言った後、トーンがちょっと変わって「お陰様で」とメガネのむこうで眼が潤んだ。一瞬、グッとくるものがある。背景には、きっと、いろんなストーリーがあるのだろう。「それじゃあ、また」と明るく立ち去ったが、今号には、1人の販売員のストーリーが出ていた。やはり、それなりの立場で仕事をしていた人だが、会社がつぶれて、仕事はいろいろあったが、家族もないので、この機会にと、バイトしながら長旅しているうちにお金が尽きて、気がつくとホームレスになっていたという。とても人ごととは思えない。私だって、どこか違えば、楽観的にフラフラと放浪しているうちにホームレスになっているかも。映画情報も多いし、毎回ユニークなグループや人の紹介をしていて、読み応えある。お勧めですよ!(村本邦子)

2月18日(水)

虐待問題を扱っているテレビ局の担当者の取材。6〜7年前、駆け出しだったその女性はFLCに取材に来たことがあったそうだ。そして、わんさか年報など購入して勉強してくれたらしい。ああ、そんな人が継続して問題意識を持ち、今も関わってくれるんだと思うととても嬉しい。マスコミ関係者で熱心に関わってくれる方々との出会いはたくさんあるが、時間が経つと有能な人たちは管理職になっていったり、配置換えなどで、せっかく良い関係を築いていたのに関係が切れてしまうことが多く、残念な思いをする。社会啓発にはマスコミが良くも悪くも力を持っているので協力的でありたいとは思っているが、基本的に、継続的に関わるやる気のある人にしか時間とエネルギーを割かないことにしている。自分で何も勉強してこない人にどうして個人講義しなければならないの!?と思うから。今日も年報をどっさり買ってくれた。頑張って欲しいなぁと思う。(村本邦子)

2月18日(水)

今日は大阪市旭区から、四条畷市に講師のハシゴ。空き時間がとれたので、ゆっくり昼食とティータイム。同行しているスタッフと、なんと回転寿司屋に入ってみた。お互いに、「最近、お寿司屋さんなんて行ってない」という話になり、たまたま店が目に入ったのだ。もちろん、私たちが言う寿司屋というのは、「回転している」寿司屋で、まわってない寿司屋などというのは、もう何年も行っていない(笑)。さてさて、5皿食べて箸が止まった隣席のスタッフ。ふと私の目の前を見ると、9皿(汗)。・・・・・店を出て、「時間あるから、お茶でも飲もっか」・・・入った喫茶店でおいしそうなケーキの写真が目に入る。思わず注文して、ペロリとたいらげた。どこまでも食べる私・・・・。運動は続いているけれど、ちょっと図に乗りすぎかも。しかし、おいしかった〜!回転寿司とケーキで幸せな気分になって、午後の講師に向かった(笑)。(津村 薫)

2月17日(火)

2日にわたる修論口頭試問を終えた。トイレ休憩もなしにぶっ通し6時間、というような無謀なスケジュールだったけれど、無事にやり遂げ安堵している。修論へのフィードバックに加え、2年間を締めくくる一人一人へのはなむけのメッセージも伝えることができた。学生たちはどう感じているかわからないけど、自分としてはできるだけのことはしてやったかなという感じ(まっ、もともとそんなに面倒見の良い方ではない)。この子たちも社会へ羽ばたいて、これからどうなっていくだろうと楽しみだ。たいへんだったけど、案外、この仕事が嫌ではない自分がいる。(村本邦子)

2月17日(火)

今日は3月中旬の暖かい1日になると天気予報で聴いていたのに、仕事で京都支所に行くと、なんとも寒いこと。「もう1枚着込んでくるべきだった」と後悔。午前中の講座を終えて、午後は街に、欲しい書籍や、いろいろなネタを仕込みに「♪ボヘミア〜ン♪」(葛城ユキ、もしくは飛鳥涼の声で読んでね・・・笑)する(笑)。平日の昼間、こんなに長時間、体が空くことも珍しい。彷徨える半日を楽しんだ。(津村 薫)

2月16日(月)

今日は寒さが戻ったようで、冷たい風にぶるぶるっと震えたけれど、お花屋さんの店先は、もう春がやってきたようだ。私のお気に入り、「ピンクダイヤモンド」というチューリップも並び出した。嬉しくなって、もう二度ほど買い求めている。パステルで描いたようなキュートなピンク色は、義母が大好きな色のひとつだったなあ。こういう可愛い花を好む人だったので、「お義母さん、喜ぶかな」とつい考えてしまったりして。義母を亡くして、5度目の春がやってくる。(津村 薫)

2月15日(日)

ゆうべから神経痛に襲われている。30代を過ぎた頃から、数年に1度経験してきたが、この3〜4年なかったので油断しきっていた。風邪の後なんかにかかりやすいらしい。食事も関係しているらしく、甘いものや刺激物は引き金になるらしい(そう言えば、最近、チョコづいていたっけ)。肋間神経痛なので、息をしたり笑ったりすると激痛が走る(みんな私を笑わせないで〜)。今日はDVプログラムの日だったので、そろりそろりと京都まで出かけ、おやつなどの買い物をした後、薬局へ鎮痛剤を買いに寄ったら、なんと恥ずかしいことにお財布のお金が足りなかった!カードは使えないと言うし、「やっぱり結構です」とあきらめた。こんなことはめったとないが、冴えない1日だった。帰ってから子どもに薬局へ走ってもらって薬を飲んだのでそろそろ効いてくるかな。ちなみに、私は病院嫌いである。(村本邦子)

2月14日(土)

「IMHPJというメンタルヘルス専門家の国際ネットワークに招かれて関西セミナーハウスへ。日本に暮らす外国人カウンセラーや、異文化に暮らす日本人カウンセラーの集まりだが、それなりに心地の良い場だった。どう表現して良いのかわからないけど、英語を話す人たちの集まりはアグレッシブすぎて疲れるのだけど、ほどよく日本的(!?)だったりして。よく知っている人の話を英語で聴くのも新鮮だったし。(村本邦子)

2月14日(土)

昨日は京都市内で講演の後、新幹線に飛び乗り、近江長岡の小学校へ。京都駅で、「21世紀出陣弁当」という名前の駅弁を買う。「東海道新幹線21世紀私の食べたい駅弁コンテスト大人の部 グランプリ受賞作品」なんだそうだ。「ぶりの照焼き、バイ貝の旨煮、こんにゃくの味噌田楽、しそ薩摩揚げ、鶏唐揚げ、香り卵、野菜の炊き合わせ(里芋、椎茸、人参、蓮、ごぼう、ひたし豆)、昆布巻き、小女子の佃煮、漬物におにぎり」というボリューム!しかし味わって食べる暇はない。米原遠しといえども、京都から新幹線だとわずか21分。ダッシュで食べて、米原で降りた。雪化粧の残る伊吹山の美しさに見惚れてしまった。いいなあ〜。そして今日は、東大阪市の小学校へ。心臓破りの坂道には驚かされたが、子どもたちは健脚揃いなのだとか。この坂道だと、毎日が運動だよなあ。見習わなくては。帰りに、夫にチョコがわりの洋菓子を買った(夫はこの方が好きなのだ)。(津村 薫)

2月13日(金)

今日は13日の金曜日。私は全然気にしないが、周囲が騒いでいたので、「そうか〜」と思いながら過ごした。結果、そんなに悪い日でもなかった。このところ珍しく風邪(インフルエンザ?)でダウンしていたが、ようやく元気出てきたし、たまっていた仕事の締め切りが迫り、かなり気が焦っていたが、今日は仕事がはかどりニコニコ。週明けに修論口頭試問を終えれば、たまった原稿書きを一挙に片づけてしまおうと張り切ってもいる。そう言えば、息子の高校も決まったようだし。(村本邦子)

2月11日

今日は、私たち夫婦の17回目の結婚記念日。この夏16歳になる娘がいるのだから当たり前なのだけれど、「そんなに経ったのか?!」と、今さらながら驚く。あと10年も経たないうちに、実家で両親と過ごした年月よりも、結婚してからの年月が追い越すという現実にも驚く。親不幸な私は年に一度、それも日帰りで実家に顔を見せればよい方なのだが、何がどこにあるのかももうわからず、何を手伝っても使い勝手が悪い。自宅に帰ってホッと一息ついてしまうと、「私はもう独立したのだなあ」と感じるというのが常だ。とはいえ、仕事でバタバタする日が続くと、見かねた実母が、我が家の掃除に訪れてくれたりするので、何が独立かと母は笑うに違いないが(笑)。夫も仕事だし、私も家で珍しくボーッと過ごしたという、平凡な1日だったけれど、義弟と私の友人の息子たちが、それぞれ大怪我をしたり事故にあったという知らせを聴いた。平凡こそが得難い幸せなんだろうなあ。なぜだか今夜、年末の紅白歌合戦の再放送をしている。そういえば、視聴者からの要望が多いので、再放送に踏み切ることにしたというニュースは、耳にした気がする。大晦日は塾の徹夜学習で年を越した娘が大喜びでチャンネルを合わせたが、いつのまにかうたた寝してしまっている。睡眠不足が続いているのだから仕方ない。それでも、好きな「ゆず」や「ケミストリー」や「あゆ」は見たから、少しは満足だろう。ふと見ると、美川憲一が「さそり座の女」を歌っている!何を隠そう、私はさそり座だ。ついでに寅年だというと、「さそりにトラですか・・・」と引かれてしまうのだが、なんでさそり座の女は、お気の済むまで笑われないといけないのだ(涙)。平井堅とありし日の坂本九との映像と音声によるデュエットは泣かせるね。平井堅のような、歌唱力のある歌手が評価されて、耳にできるのは嬉しいことだ。彼の「楽園」という曲には感動したものだ。う〜ん、夫とはじめてデートした日、車の中で流れていたのはなんだっけ。たぶん、杉山清貴&オメガトライブの「SUMMER SUSPICION」だったと思う。しかし、デートの時によく聴いたユーミンやサザンなどが今も第一線というのは嬉しいことだ。ついでに書けば、中学時代、私は大の「QUEEN」ファンだった。いま、キムタクのドラマで使われ、再び脚光を浴びているのだが、当時のファンとしては複雑な思い。「こんなふうに使われる曲じゃないんだぞー!あのクイーンの偉大さを知らないな!」と言いたくなることも多いので。姑根性ですね(笑)。「ボヘミアン・ラプソディー」や「愛にすべてを」なんて名曲は、ファンは涙したものだけどな。どんどん話がずれるけれど、大好きなゴスペラーズが映ったのでこのへんにするとしよう。今のような大ブレイク前のツアーに行ったことがあるが、あの声量と歌唱力には度肝を抜かれた。彼らの素晴らしい声をバックにしながら、今夜も運動しようかな。あ、運動はまだ続いています(笑)!!(津村 薫)

2月11日(水)

風邪だかインフルエンザだかでダウンしているが、気合いを入れて、「美しき夏キリシマ」を観に行ってきた。あと数日で終わってしまうので。敗戦前後の人々の心の動きをとくに、子どもや女性の視点で追っている。主人公である15歳の少年康夫は黒木和雄監督自身であるが、学徒動員の工場で空襲を受け、親友が助けを求め、頭がまっぷたつに割れるのを見殺しにして逃げる。その後、校医に「肺浸潤」との診断を受け、キリシマで療養しているのだが、黒木は、「いまでいえば、おそらくPTSDに近い」と語っている。「生き残りの後ろめたさによる魂病み」なのだそうだ。狂気の時代に生きる人々が、その人それなりの仕方で狂気に陥っている様がよく描かれているが、狂気の時代の正気は恐ろしくもある。黒木は、当時の空気と今の空気が似てきているのを感じ、戦後世代の生き残りとしてこの映画を撮ったと言っている。嫌な時代になっていかねば良いが・・・。(村本邦子)

2月9日(月)

明日は私学の受験日。といっても本命を公立にしぼっている娘には、併願する第二希望の高校を受験する日・・・・という訳なのだが。特別緊張した様子もなく、いつものように塾に行ってしまった。今日くらい、塾はサボるか早めに帰るかして、今夜くらいは早く休んだ方がいいんじゃないかと思ったが、本命受験まで1ケ月余。塾をサボる気にはなれなかったようだ。決めた時間にはパッと起きる、時間厳守の両親をもったというのに、娘は朝起きるのがとても苦手。朝起こすのに苦労する身としては、頭が痛い。明日は7時過ぎに家を出るという娘。早起きして、いつもよりは手のこんだお弁当でも持たせて元気に送り出すとしよう。寒さが和らぐという予報なのが嬉しい。(津村 薫)

2月9日(月)

明日は私学の高校受験らしい。「えっ、うっそぉー!」と驚く私に、「知らんって恥ずかしない?」と言う息子。「何をおっしゃいますやら。キミの態度見て、受験間近とは思いもしなかったわ。」との会話を交わしたのが昨日。周囲からは、「どっちもどっち」と言われてしまったが。さすがに今日は、らっぷガンガンかけながら、数日前にやっと手に入れた赤本のコピーを(今頃売ってるはずがない)、やっていた。「ボクって、音楽聞きながら勉強する方が集中力高まるわ」ホンマかいな。推薦なので、まず落ちることはないだろうとの安心感はあるが、それにしても、このひと月の彼のリラックス度は人生最高だったかも。
 子どもの頃から親の協力も得られないまま、野球に柔道に休む暇もなく打ち込み、その合間に、暇さえあれば、友達の所に遊びに行ってしまう子だった。それが、このひと月は、部活もなく、友達は皆、受験勉強に追われているから遊び相手もなく、だいたいは家にいて、パソコンや音楽ばかり。暇なもんだから、結構、親の相手もしてくれて(?)、かなりコミュニケーションもあったような気がする。良いんだか悪いんだかよくわからないが、明日は、受験票落とさず、無事、試験受けて帰ってきておくれよ。(村本邦子)

2月8日(日)

夜、ヒーターで暖まっているキッチンで、娘と向かい合っている。自分の部屋が寒いというので、教科書と共に移動してきて、よくここで受験勉強をするのだ。私はパソコンを広げている。夫は仕事でまだ帰らないので、夫が帰宅するまでの時間、しーんとした室内には、パソコンのキーをたたく音と、教科書をめくる音、ヒーターの静かな音のみ。ときどき「ぐがぁー、くふぅー」という声が。まるで緊張感がなく爆睡している犬のイビキだ(笑)。そういえば、猫のいびきは、聞いたことがない。ただひたすら静かに、ベッドで丸くなって眠っている。明後日はいよいよ私学受験だ。この子の本命は、公立高校の後期試験なので、あと1ヶ月半、ここが勝負のしどころという感じ。といっても、2月、3月なんて時期は、例年ならあっという間に過ぎるのに、どうにも長く感じられる。大阪の公立高校の後期入試は(私の時代の頃からそうだが)、どうして中学の卒業式の後なのだろう。親の方でも落ち着かない。親までがばたばたとあわてる訳にもいかないので、余裕を装ってはいるけれど・・・・。(津村 薫)

2月8日(日)

NPOのDV子どもプロジェクトがいよいよ始まった。今回、私の重要な役割は、子どもたちとボランティアスタッフのおやつを用意すること(!?)。三菱財団の助成金からプログラム実施費がわずかながら出ているので、ついでに、切り花も買うことにした。節約ムードでカサブランカを1本だけ買って行ったが、先週のチューリップがまだ元気に残っていて、ぱぁっと華やいだ。ボランティアでお手伝いに来てくれたAさんも気を利かせて、可憐な鉢を持参してくれた。その気持ちがとてもありがたい。趣味のものと言ってしまえばそれまでだが、私は、花を飾るのがとても好きだ。うっとりと幸せな気分になる。関心のない人は気づかないが、好きな人は必ず「うわぁ」と言ってくれる。今回は裏方なので、子どもたちやボランティアたちへのささやかな歓迎の気持ちのつもりだ。(村本邦子)

2月7日(土)

精神分析のレポート採点。毎年、何かのまる写しと思われるものが多くて腹が立つ。今年は、事務所より「不正行為には厳しく対処するので、盗用発見の場合は報告するように」との通知が入っている。このさい、そうしてやろうと思い、怪しいものは手元の本など探すが、そう簡単には見つからない(いくつかは発見した)。精神分析関係の書籍は多いし、インターネット上の情報も数多い。それでも、少なくとも、まったく何も考えずにまる写ししているものは、それとわかる。去年は、あまりに腹立たしく、わんさか落としてやった(内心、ドキドキしていたが、クレイムをつけてきた学生は結局なかったので、思い当たるフシがあったのだろう)。今年は、授業で何度もそのことに触れ、拙くても自分の言葉で書くようにと繰り返し言ったので、出席していた学生たちには、それなりに努力の様子がうかがえる。来年は、これに加え、引用のルールを教える方が良さそうだ。アメリカでは、盗用が発覚すれば、退学処分だと聞いた。その点、日本の大学は甘い。日本の大学で英語を教える外人教師たちがあきれ果てていた。
 かく言う私も、それらしきことをしたことが2度ある。小学校の頃、夏休みの読書感想文を書くのが面倒で、一部後書きをまねて書いたら、危うく受賞しそうになって、内心焦った。もう1回は学部の学生だった頃、レポートの一部を本から取った。授業中、それとなく指摘され、恥じ入ったのを覚えている。やはり、こういったことは通用しないのだということをきっちり指摘するのが教育だと思う。有り難かったと感謝している。いつだったか、新聞記者の記事盗用が事件になった。年配の記者さんが、若い層は、インターネット上のファイルからコピー・ペーストして文章を作ることが当たり前の感覚なんだと嘆いていた。今後、ますます、この傾向は強まるだろう。大学教員の責任は重いと思う。(村本邦子)

2月7日(土)

今日は箕面市に出向いたが、大阪市内とは空気が違う。風が冷たい。本当に寒い1日だったなあ。帰宅後は、ヒーターのそばで暖まっている。そうそう、左手の親指に怪我をしたのはこの間の日曜日。もう1週間になる。じゃがいもの皮をむいていたピーラーで、ついでに親指の皮膚まで鋭くえぐってしまったという悲惨な怪我だったのだが(おまけに我が家のピーラーは超特大で、よく切れるステンレス製だった・・・)、指先の傷というのは、なんとも痛い。何をするにも不便だ。傷口はだいぶん、ふさがりつつあるが、一応消毒して、指サック型の包帯を巻いている。何かの拍子に触れてしまうと、飛び上がる羽目になるという毎日で、げっそり。いいかげんすっきりしてほしいよう(涙)。(津村 薫)

2月6日(金)

風が冷たくて思わずブルブルっと震える。今日は講師で摂津市に。高所恐怖の私にはちょっとビビるが、モノレールに乗る。なんでこんな高いところを、こんなスタイルで走れるんだ。飛行機が空を飛ぶのもいまだに信じられないけれど(笑)。そうそう、私の“こころの贅沢・小説タイム”は、安土敏を読み終え、藤田宜永に。これもなかなか面白い。翌日の仕事開始が遅いときくらいは、少しくらいおつきあいしようかな・・・と、夜中に勉強している娘の部屋の灯が、襖のすきまから洩れているのをぼんやり見ながら、ベッドに寝転び読むのだが、いつのまにかうとうとしていたらしい。「ママ、ちゃんと寝ーや」と娘に言われてハッ。いかんいかん。3日後には私学入試を控え、その後、本命の公立受験が待っている娘には、これから1ケ月が最後の勝負どき。頑張れ、娘。頑張れ、私たち両親(笑)。(津村 薫)

2月6日(金)

なかなか疲れが抜けないので、久しぶりに車を走らせて温泉につかりに行く。小雪がちらつく中の露天風呂は、かなり風流。おいしいものをたらふく食べて戻ってきた。そして、いよいよ、精神分析のレポート採点に取りかかっている。あともう少し、睡眠不足が解消されたら元気になるかな。(村本邦子)

2月5日(木)

びっくり話。娘「今日の保健の授業でね、先生、男はバカだって教えるんだよ」。私「えっ、どういうこと!?」。娘「男はバカだから、女は自分で身を守りなさいと」。私「自分は男なん?女なん?」。娘「男」。私「手挙げて質問したら?先生はバカなんですか〜って」。娘「そんなん嫌や。怖いもん」。私「で、お友達はみんなどんな反応?」。娘「怖いから身動きひとつしないで、じーっとしてるからどう思ってるかわからんかった」。私「あとで、みんなで話しすれば良かったのに。で、それ聞いてどう思ったん?」。娘「そんなこと思ってええんかな〜って疑問に思った」。どうやら、どう考えたら良いのかわからずに、私の反応を見たかったようだ。
 私「男はバカじゃない。バカな男もいれば、バカな女もいる。賢くならなければいけないけど、それは人がバカだからなのではない。男はバカだと言うことが、男をバカにする。それが、男の無責任さを許すことになるからだ。男はバカだと開き直るようなバカとはつきあわない方がいいよ〜」。娘「そうやんな」。男の子向けの授業ではいったい何と教えているのだろう?(村本邦子)

2月5日(木)

なぜだか、とんでもなく睡魔が襲ってきて、最も楽しみにしている「白い巨塔」をうつらうつらしながら見てしまい、殆どストーリーが頭に入ってない始末だ(涙)。一緒に見ていた夫から「見なくていいんか?」と聞かれるのだが、「いや見る、私を寝かさんように話しかけてー」とボケた回答をして笑われる。それでも寝ては瞬間はっとする状態が続き、気がつけばドラマは終わっていた。嗚呼、1週間のお楽しみが露と消えた(涙)。あきらめて爆睡体制に入ったが、娘が帰宅しないので心配になってもう一度起きたら、目が冴えた。塾からの帰宅後、ドリルとにらめっこしている娘の向かいでパソコンを広げている。この時期になって進路変更をすると言い出した娘のおかげで、来週私は、担任の先生からお呼び出しをくらってしまった。とほほ。この時期になっても、あれこれ検討するのは頼もしいけれど、親としては本当にハラハラものだ。「白い巨塔」どころじゃないよなあ。(津村 薫)

2月4日(水)

今日は仕事で京都府向日市へ。もちろん電車の中では、昨日ブックオフでゲットした小説を楽しむ。今日は安土敏。はじめて読む作家だけれど、これがなかなか面白い。上下巻あり、あっという間に1巻読み終えた。上巻は夫に貸してあげようかな。怪我をしてからというもの、水は使えないし、料理するにも不便だし、何をするにも時間がかかって情けない。早くすっきりしたいものだ。昨日で学年末試験を終えたが、私学入試をもう6日後に控えている娘は、なかなか塾から帰ってこない。「大変やなあ」と声をかけると、「ほんまや、休むまもなく勉強や」と。確かにこの子は何か試験など、大変なことが終了したときのハジケ方がすごい(笑)。やれ映画だ、買い物だ、友達と遊ぶだと、家にいたためしがない。ハジケている場合ではない日々は、なんと3月下旬まで続く予定。いま学校も塾も、周囲はインフルエンザで大変らしい。本人も気にしていて、うがい手洗いを欠かさない。それでも睡眠不足は否めない。せめて体だけはこわさないでほしいものだ。(津村 薫)

2月4日(水)

今日は水曜、「カタルシス」を観る。事件より3年後出院した少年Aと家族が、祖母の臨終に立ち会うため、母親の故郷である南の島へ帰る。言葉や動きを最小限に抑え、少年、父、母、妹、弟の苦悩をうまく描写している。最後のシーンの意味はわからず、パンフレットを買って確認するが、なんと親子心中の結末だった。海を挟んであの世とこの世がつながり、親子の命を捧げることで贖罪が浄化されるというシナリオには、やりきれない想いが残る。殺人は取り返しのつかない過ちである。取り返しのつかない過ちを犯した者に、自らの命を絶つ自由は残されているのだろうか?ずるいじゃないか、と私などは思う。両親とて同じである。死へ誘うような母親の甘美な子守歌は怪しげだ。事件と向き合うよう必死に支える叔父は浮かばれないではないか。被害者たちはどうなるのだ。加害者が罪を背負って生きていく選択肢が必要だと思う。(村本邦子)

2月3日(火)

今日は、仕事で京都へ。ブックオフに寄り、急いで古本を選び出した。文庫本5冊で、700円余。なんと古本は安いことだろう。これで何日も楽しめるのだから嬉しい。親指がいうことをきかないので、頁をめくるのももどかしいけれど。さてさて、今日は節分。大阪人のお約束は恵方に向かって、巻き寿司の丸かぶり!今年の恵方は東北東。ネットを始めるまで、私はこれを、全国レベルの行事なのだと思い込んでいた。さまざまな地方に知り合いができてから、違うことがわかった。しかも、大阪人でも「そんなことはしなかった」という人が結構いるので驚いた。無言で一生懸命、大きな巻き寿司にかぶりつく体験をした子どもというのは、そんなに多くないのかもしれない。結構、楽しいんだけどな。娘は真面目に「開運上巻」(我が家にとっては、大変な時期なので、今年の巻き寿司は、ちょっと奮発!)にかぶりつき、みるみる1本食べ終えると、塾に出かけて行った。学年末試験を今日終えた娘は「それなりに頑張った」とわりとご機嫌。結果がどう出るかはともかくとして、祈ることは、この子の運が開けますように・・ではなく、自分で運を開く力が持てますように・・・だよね。(津村 薫)

2月3日(火)

いよいよ採点の季節。次々とレポートが届く。人数の少ない非常勤の方から読み出す。日記に何度も登場する非暴力プログラムのレポートの中に嬉しい反応をたくさん見つける。時間をかけて繰り返しやったのが良かったのか、日常生活につなげている学生たちが案外いるのだ。とくに、自分はキレやすいと自認している学生たち(男女問わず、案外多い)が、それなりに問題意識を持ち、学んだことを自分なりに実践してくれているようだ。オーバーワークであまりにしんどかったので、来年は行かないことに決めてしまったが(毎年悩みながら、やめることができないでいたのだけど、今年は決断して)、NPOのプロジェクトを通じて、この非暴力プログラムを何とか広めることはできないかしらと思案中である。(村本邦子)

2月2日(月)

日曜日の夜、じゃがいもの皮をピーラーでむいていて、「あっ!」・・・・気がついた時には、ピーラーが親指を深くえぐっていた・・。自慢じゃないが、少々の血や怪我くらいではオタオタしない方なのだが、刃物で手を切るなんて何年ぶりのことだろう。瞬間「わーっ!」と悲鳴をあげてしまった。隣室にいた娘は、私がふざけているのかと一瞬思ったそうだが(普段からふざけた親だと、こんなふうに思われるのね。オオカミ少年ならぬ、オオカミ母)、「どうしたん?」と顔を出して、ギョッとしていた(夫はこのテのことにまるで弱く、一番先に卒倒しそうなタイプだ。娘は私と夫の中間くらいかな・・・小さな頃は“人体の不思議”などという本を興味津々で読んでいる子だったので、おっ、この子は理系か?と思ったものだが、違ったようだ・・・笑)。あわてて止血をして様子を見る。日曜の夜のことだし、病院を探すのも行くのも億劫だ。行って「縫いましょう」なんていわれた日には、毎日消毒に通うというオマケもつく(手を縫ったことが二度ほどあるので、あの不自由さは骨身にしみている)。それはあまりにげっそりだ。・・・ぶつぶつ言っているうちに月曜の朝に。午前中は豊中市で講演。終了したら、もちろんのこと、病院の午前中の診療も終了している時間だ。会場近くの薬局に飛び込んで、何の手当てもしていないので、そのセットを購入したいんですと言い、怪我の経緯を説明した。「病院に行く時間もないので」(半分嘘だよな・・絶対行かなきゃと思ったら行くものだ。面倒くさいので行ってられないというのが正直なところかな)と言うと、傷口を見てくれた。消毒薬と化膿止め軟膏と包帯(指には指用の、指サックのような包帯があるのね・・便利だ) を購入したら、消毒から軟膏をつけて、包帯をかぶせるところまで、その場ですべてしてくださった。ありがたや。下町の気さくな薬剤師さんだったからよかった。こんなのって、量販店の薬局で申し出たらヒンシュクものだろうなあ。そんなこんなで、薬剤師さんに「痛みが止まらなければ、絶対に病院に行くこと。そうなったら、化膿止めの内服薬を処方してもらわないといけない」と釘をさされつつ、丁重にお礼を言って事務所に戻った。とにかく不便で痛い(涙)。何か用事をすれば、親指の力が要ることに気づき、情けなくなる。パソコン入力でも、1本指が少ないのは損しているみたいだ(笑)。用事のついでにどこかに触れてしまっては「痛〜い!」ということの繰り返し。早く治りたい・・・・。(津村 薫)

2月2日(月)

このところのやりすぎで落ち込み気味。こういう時は、なるべく籠もってエネルギーを貯めるのが良い。しこしこと整理しきれていなかったファイル整理をする。長く、フロッピーしか使ってこなかったので、膨大な量のフロッピーがある。ワープロ時代のMSDOSや昔のWINDOWSは、古い方のパソコンを介さなければ開かない。当然ながら、壊れてしまったファイルもあるようだ。懐かしいファイルが残っていたりする。パソコンのハードディスクにフォルダをつくって整理していく。案外、おもしろい。これがCD1枚に入るというのも驚きだ。まだ不完全だが、ぼちぼちやっていくとしよう。(村本邦子)

2月1日(日)

今日は、大阪府知事選。このところ、ずーっと余裕のない働き方をしていたので、今日が選挙とは知っていたが、正直、何の選挙なんだかよくわからない状態だった。今日も朝からNPOの仕事で出かけていて、7時ギリギリに会場へ駆け込んだが、なんとビックリ、全員が無所属で、誰が誰だか全然わからない。新聞も見てなかったし、ポスターも見かけなかった。シマッタと思っても時すでに遅し、結局、無難な候補者に無責任投票してしまった。家に帰ると、早速、「選挙行った?」と皆にチェックされ、行ったけど・・・と白状すると、夫からは「不勉強だ」と軽蔑されるし、子どもたちからも「それって、行かん方がましちゃう?」と非難囂々。・・・サイテー。(村本邦子)